海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】20歳から16年間監禁の女性を無事保護(ブラジル)

16年もの間、実の父親と兄により非常に辺鄙な土地にある小さな離れ家にいくつもの南京錠で監禁され、虐待を受けていたのはマリア・ルチア・デ・アルメイダ・ブラガ(Maria Lúcia de Almeida Braga)さんという現在36歳の女性。ある日突然一人の男と駆け落ちし、妊娠したマリアさんに家族は激怒した。トイレや照明器具もない部屋にマリアさんは裸のまま閉じ込められ、1日2回の“エサ”のような食事が与えられたが、なんとか妊娠は継続し、マリアさんは監禁中に男の子を出産。しかし里子に出されていた。

そして16年が経った今年3月9日、匿名の通報を受けて警察がその家へ踏み込み、マリアさんはやっと保護された。警察はその時の様子を「現場は車一台通らない人里離れた場所で、どんなに大声で叫んだとしても誰にも聞こえなかったと思います。光が差し込む窓にはシャッターが下ろされ、薄暗くて湿気が多く、非常に不潔な状態でした」と説明している。

この事件で48歳の兄ジョアン(João)が逮捕されたが、刑罰は最高でも懲役8年が精いっぱいであるもよう。一方の父親は脳卒中を患って健康状態が悪いことから起訴を免れた。また娘のマリアさんをかばおうとした母親は夫と息子にその都度罵られて心身を病み、今も寝たきりの状態にあるという。ただしマリアさんは幸いにも徐々に体重が増え、健康を取り戻しつつある。15年前に生き別れとなってしまった息子も見つかり、親子再会の準備が進められているという。

監禁のニュースというと圧倒的に多いのが中国である。河南省で2015年に保護された7歳の男児は会話ができず、知的な成長に乏しかった。理由は豚小屋でブタと一緒に育てられていたこと。全身裂傷だらけで大変な悪臭を放っていたという。また河南省では、てんかんを発症した6歳から42年間も檻に入れられていた男性が2013年に保護された。母親が「突然の発作が怖い。転倒や危険物から息子を守るには檻が最も安全」と話し、物議を醸していた。

出典:http://thanhnien.vn
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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