先月のこと、スカーレット・ヨハンソンは人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』に出演。そこで『Complicit』なる香水の宣伝に出るイヴァンカ・トランプさんに扮して視聴者を笑わせた。その中で「この香水は、全てを止めることができるのにそうしようとしない女性達のためのもの」と発言し、父ドナルド・トランプ大統領に対して絶大な影響力を持ちながら父の暴走を止めないイヴァンカさんを痛烈に批判した。ちなみにComplicitには“共犯の”という意味があり、「イヴァンカさんはトランプ大統領と同じ穴のムジナ」とスカーレットは伝えたかったようだ。

これを受けてイヴァンカさんはその後、CBSのインタビューを承諾。以下のように釈明している。

「“complicit”が『国民の力になりポジティブな影響を与えたいと望むこと』という意味なら、ええ、私はまさに父に加担しているといえますね。」
「つまり、私は良い影響をもたらしたいと考えているんです。どういう意味で“complicit”という語を使われたのか分かりませんが、いつか私が良い仕事をしたのだと証明できればと願っています。」

しかし後日、スカーレットは『Women in the World Summit』というイベントに登場し、このように怒りをあらわにした。

「本当に不可解でしたね。」
「（大統領補佐官という）仕事を引き受けたんですから、意見はきちんと公開せねばなりません。」
「偉大なる男性の後ろには、偉大なる女性がいる。これってなんて古臭いやり方なのでしょう。男性の前に立つ、または並んでみてはいかが？」
「イヴァンカさんはとても退屈で、本当に卑劣だと思います。それに、あのインタビューにはひどくガッカリしてしまいました。」

なおスカーレットとイヴァンカさんは共にニューヨークで育ち、何度か会ったことがあるそうだ。よってスカーレットは「イヴァンカさんは本当に賢く知的な人なのです」と擁護も忘れず、「きちんと主張さえすれば大きな影響をもたらすチャンスも持っているのですが」と悔しそうに語っている。

（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）