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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】ライムの中身はメキシコ産大麻 テキサス国境で1.8トン押収

米税関・国境警備局(United States Customs and Border Protection 以下CBP)が、密輸とみられる3,947.37ポンド(1,790kg)ものマリファナを押収したのは今年1月30日のこと。現場はテキサス州の最南端となるキャメロン郡ブラウンズビルのファー・インターナショナル橋(Pharr International Bridge)で、リオ・グランデ川をはさんで南側はメキシコのタマウリパス州となる。

そこを通過しようとしたトラックに対し、検問所の麻薬探知犬やスキャナーが反応。トラックの積み荷にドラッグが隠されているとみて徹底的に調べたところ、キーライムという黄緑色の果実に似せて作られたパックの中身はマリファナであった。34,764包のマリファナは末端密売価格にして9,200万円相当にもなるといい、現在も米国土安全保障省の職員が調査を続けている。

この橋では1月13日にも逮捕者が出ていた。密輸はニンジンに紛れ込ませて約1,133kgのマリファナをテキサス州に運び込もうという手口であったが、CBPは「日々の訓練により我々は非常に優れた麻薬摘発の技術を身につけています」と話しており、その手を緩める気配は全くない。

麻薬密売組織が考え出す様々な新たな手口に翻弄されている世界各国の取締官たち。食べ物にしのばせて密輸される例はやはり少なくない。英ケント州の倉庫街ではコロンビア産の濃縮コカインが150kgも押収されたが、本物のバナナにコカインを詰め込んだプラスチック製のバナナを混入させるという巧妙さであった。

意外な場所に隠してまんまと密輸を続けていた疑いがもたれているのは、コロンビアのボゴタからマイアミに飛んでいたアメリカン航空の旅客機。予定外の整備がオクラホマ州タルサ国際空港で行われたことをきっかけに、ボーイング757型のレドーム、いわゆる“鼻”の部分から大量のコカインが発見されたという。

出典:https://twitter.com/CBPSouthTexas
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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