アーノルド・シュワルツェネッガーはドナルド・トランプ大統領の後任ホストとなった番組の視聴率がパッとせず、ホストの降板を発表していた。これにつき「自分で決めた降板じゃない」「視聴率が悪くてクビになった」などと語った大統領にシュワは激怒したものの、穏やかな笑顔で動画を撮影。「ならこの俺と仕事を交換しよう。そうすれば、国民もまた安心して眠れるようになるぜ？」などと話し、ファンを大喜びさせていた。

そんなシュワがこのほど「上院議員選への出馬を勧めてくださった皆さんの思いを、実に嬉しく感じました」という文章で始まるメッセージをインスタグラムに公開。しかしシュワにその気はないといい、“今の僕のミッション”として「ワシントンを健全な状態に戻したい」と綴った。

「ゲリマンダー（選挙の際、特定の政党や候補者に有利な結果が出るよう選挙区を区割りすること）が、完全に政治のシステムを駄目にしてしまいました。私は外部の人間として、このような状態の改善に手を貸すのが一番だと信じています。」

そのためのキャンペーンを行う可能性を示唆したシュワは、「ご親切なメッセージ、そして皆さんのサポートに感謝いたします。皆さんが私と同じ熱い気持ちでゲリマンダーとの闘いに加わってくださいますよう願っています」とメッセージを締めくくっている。

ちなみにトランプ大統領を嫌う多くの人は、シュワの政界復帰を切望している。それに心を動かされ、いつか「ならば」と心変わりする可能性も決してゼロではない。だがアメリカ大統領になるには「アメリカ生まれ」という条件をクリアせねばならないというから、“シュワの大統領デビュー”に期待することはできないようだ。

出典：https://www.instagram.com/schwarzenegger
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）