会場に集まった大勢のファンのため、心をこめて歌を披露していた歌姫アリアナ・グランデ。しかしこの時、警備スタッフの監視の目をすりぬけて1人のファンがステージ上へ。アリアナにゆっくり接近した末に、複数のスタッフに追い詰められる一幕があった。

その後、芸能サイトの取材に応じた少年は、ステージに上がりアリアナに接近した理由について「ハーイと挨拶したかった」「抱きしめてほしかった」とコメント。さらにこのように続けている。

「俺達、ステージにフェンスがついていない場所に行ったんだ。その時アリアナが歌いながら両手を差し出した。俺達の方を見ていたから、てっきりこの俺を見たって気になったんだ。」
「アリアナの曲『Moonlight』の最後の部分になって、ショーはてっきり終わったと思ったのさ。だから『彼女に会いにいって、挨拶してハグしたい』って（仲間に）言ったわけさ。」
「警備の男が近くを歩いた時、ちょうどステージに飛びあがる寸前だった。だからその人が向こうに行くのを待って、ステージにジャンプして上がったんだ。」

なんとも勝手な勘違いをした挙句、ステージに上がったこの少年。しかし本人曰く…。

「歌を邪魔したかったんじゃない。ショーを台無しにもしたくなかった。だから後方にとどまったのさ。」
「きっと俺、アリアナのことを少し怖がらせたんだろうな。でも彼女はニッコリ微笑んでくれた。その時に警備の人間に捕まったんだ。」

少年は咄嗟に警備担当者らから逃げようとしたものの、すぐに取り押さえられてしまったという。当然一番悪いのはこの少年だが、テロ事件やファンによるセレブへの襲撃がなくならぬ中、簡単にステージに上がれる状態を放置してあった会場側にも、かなり大きな問題があったのではないか。

出典：https://www.instagram.com/arianagrande
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）