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writer : ac

【海外発!Breaking News】写真に写る「白く光る目」を見たら病気を疑って!(英)

英ウェスト・サセックス州フェルパムに住むオーウェン・スクリーベンズさん(20)は医学を学ぶ学生だが、勉強の合間にパートで介護の仕事もしている。14か月前に妻エミリーさんとの間に息子のジャクソン君が誕生し、忙しい日々を送っていた。

昨年12月のある日、可愛い盛りのジャクソン君を撮影した写真を見たオーウェンさんは、右目が白く光っていることに気が付いた。

「ジャクソンはいつも元気で健康状態は良好でした。でも写真を見ていたら気になってしまって『何か病気が潜んでいるのでは』とすぐにネットで検索しました。その後、ジャクソンのアルバムを引っ張り出して写真を比較してみたのです。すると11月の終わりごろからジャクソンの眼に変化が現れ始めたことがわかったのです。斜視も気になり、慌てて地元の病院に連れて行きました。」

ロイヤル・ロンドン・ホスピタルの専門医を紹介してもらい様々な検査を受けた結果、ジャクソン君は子供に起こる「網膜芽細胞腫」という眼のガンを発症していることが判明した。そして撮影から1か月もたたない12月30日、ジャクソン君は1回目の化学療法を受けることとなった。

担当医によると、ジャクソン君の腫瘍は3分の1の大きさにまで小さくなってはいるものの一生消えることがないため、生涯にわたって注意深く観察することが必要だという。現在ジャクソン君は3つの病院で治療を受けており、若いオーウェンさんは高額な治療費を補うため「GoFundMe」にサイトを立ち上げ寄付を募っている。

オーウェンさんは「最初の化学療法を終えた後2~3日は体調が優れなかったようですが、すぐいつものハッピーなジャクソンに戻りました。視野欠損があり中心部が見えないようですが、周辺は見えているようです。治療は今後も続きますが、小さくても頑張っているジャクソンをとても誇りに思いますよ」と語ると、次のように訴えた。

「この病気についてもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思います。ジャクソンが入院していた病院では同じ病気で両眼を摘出した子供たちを目にしました。子供の目が白く光っていたり斜視になっていたりと少しでもおかしいなと思ったら、すぐに医師の診察を受けて欲しいと思います。早期発見と適切な治療により病気に打ち勝つことができるのです。」

写真により病気が発覚したケースはこれまでにも何件か報告されている。2014年にはFacebookに投稿した写真がきっかけとなり、3歳女児の難病が発覚している。また近年は犬の嗅覚を利用して前立腺ガンを発見する研究が進められており、医療現場での犬の活躍も期待されているようだ。

出典:http://www.worthingherald.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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