英オックスフォード警察はこのほど、前代未聞ともいうべき連続自転車泥棒犯を検挙したことを発表した。犯人はリトルモア地区に暮らす48歳の男で、自宅の裏庭から押収された盗難自転車の数は合計162台。パトロール中の警察官が2台の自転車を抱えたり押したりしながら道を歩いている不審な男を発見し、職務質問を行ったうえ自転車のシリアル番号を調査したところ盗難の被害届が提出されていることが分かり、これをきっかけに男の連続自転車泥棒が発覚した。
現在その身柄は保釈となっているが、余罪についての調査は今なお進められている。男の家から北に数キロ行けばオックスフォード大学のキャンパスが広がり、盗難の被害にあったのは多くがその学生であるという。盗んだ自転車は自宅の裏庭に次々と並べられていくばかりで、使用が目的ではなかったもよう。男は自転車泥棒という行為そのものを楽しんでいた可能性が高いようだ。
盗難といえば自動車が被害に遭うことも多いヨーロッパ。ロシアでは少し前に、2人組の犯人がたった1枚の紙を用いて車を盗んだとして話題になった。路上に縦列駐車させていた車にドライバーが戻り、運転席に座りエンジンをかける。その瞬間に1人の男がリアウィンドウにメモを貼って逃走。いったい何事かとドライバーが車を降りてメモを確認していると、車の陰に潜んでいた別の男が運転席に乗り込んで走り去ったという。
「よくもまぁ、こんなに…」と警察を驚かせたのはポーランドで起きた事件。39歳の犯人が留置場で激しい腹痛を訴え、X線検査で胃袋に多数の盗難品が存在することが判明した。手術により摘出されたのは時計、フォーク、スプーン、ペンにライターと何の値打ちもないガラクタであった。また動物ではこんなことも起きてしまう。米オレゴン州のある動物病院は2時間をかけ、3歳のグレート・デーン犬の胃から44枚もの靴下を摘出した。息からは人の足の臭いが漂っていたという。
出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)