まず「金曜の半分が休みになったら何をするか（複数回答）」と聞いたところ、1位は「旅行」（58.2％）がトップだった。2位の「買い物」（57.9％）と答えた人も多く、続いて「映画鑑賞」（39.9％）、「読書」（35.4％）、「スポーツ」（31.1％）という結果に。「旅行」を選んだ人にその理由を尋ねてみると、「金曜日の夜を移動する時間に過ごして、土日は現地でゆっくりと過ごす時間が増えるから」（和歌山県・45歳・女性）、「半日早く出発できると行ける範囲が広がる。遊ぶ時間も増える」（福岡県・31歳・女性）など、金曜日を移動に使うことで、より充実した旅行を楽しめると考えている人がほとんどだった。

そこで、週末に2.5日間の旅行に行くことになった場合、「その目的」について質問したところ、一番人気は「温泉」（61.0％）。2位「ご当地グルメ」（40.4％）、3位「絶景・季節ごとの景色」（37.6％）と続く。トップスリーは女性の支持の方が多かったが、「登山・キャンプ・ウィンタースポーツ」（15.6％）は男性の支持の方が多かった。

さらに「旅行の行先」については国内では1位「北海道」（15.0％）、2位「沖縄県」（10.6％）、3位「京都府」（5.8％）、4位「神奈川県」（5.2％）、5位「東京都」（4.6％）がトップ5に選ばれ、海外では1位「台湾」（30.0％）、2位「グアム・サイパン」（11.6％）、3位「香港・マカオ」（9.2％）、4位「ソウル」（7.8％）、5位「ハワイ」（6.8％）が人気だった。理由としては、「鎌倉（神奈川県）に行ってみたい。交通の便もいいので、移動時間が少なくて効率よく楽しめそう」（兵庫県・37歳・女性）、「台湾は直行便で3時間ほどの距離であり、短い時間でも楽しめそうだから」（岐阜県・53歳・男性）など、短い旅行期間を有効に使いたいという回答が目立った。

ちなみに、この調査の際に「異性と交際する場合、週末も旅行に行く人と、行かない人、どちらと交際したいか」も聞いてみたところ、なんと75.2％もの人が、「週末も旅行に行く人と交際したい」と回答した。その理由については「休みの日を有効利用しようとする、行動力がある人のほうが、リードしてもらえそうだから」（宮城県・26歳・女性）、「いつもと違う場所で思い出を作りたい」（神奈川県・31歳・女性）、「楽しい世界が見られそうだから」（神奈川県・29歳・男性）と、行動力に魅力を感じる人や、旅行先で恋人と一緒にいろいろな体験をしてみたいと考えている人が多いようだ。一方、「週末は旅行に行かない人と交際したい」と回答した人は「仕事が忙しいから」（埼玉県・59歳・男性）、「週末は家でのんびり過ごしたい」（神奈川県・37歳・女性）などの理由であった。

この調査を実施したJTBでは、プレミアムフライデーを応援して特設サイトを開設、さらに詳しい調査結果や週末旅行エピソード、2.5日旅プランなどを紹介している。
（TechinsightJapan編集部　関原りあん）