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writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】<加藤紗里インタビュー>「親は今も毎日泣いています」

18日より公開中の映画『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』のトークイベントに出演した加藤紗里。星条旗をイメージした衣装で現れた彼女は、同作にも登場するドナルド・トランプ米大統領と「結婚したい」と発言して場内を沸かせた。肩からは「炎上商法・売名行為撲滅委員会」の黄色いタスキをかけている。そんな加藤紗里にイベント後、話を聞いた。

加藤紗里、トランプ大統領(?)と売名ダメ!

■売名ダメ! 私は本当に違います
―トランプ大統領もツイッターでの発言などがよく炎上していますが、シンパシーを感じますか?
加藤紗里(以下、加藤):私はこの人(トランプ大統領)好きですけどね。言っていることとかもすごい賢いし、マメだし、本当にしょうもないことで炎上しちゃっているなと。顔もタイプですね。

―このタスキの「炎上商法・売名行為撲滅委員会」は紗里さんが委員長ですか?
加藤:そうするしかないですね。こういう場でタスキをつけて「売名ダメ!」と訴えています。

―この委員会は紗里さんがご自分で考えたのですか。覚悟が要ったのではないですか?
加藤:はい。「お前だろう」って言われるとは思ったんですけど、本当に違うんで。

インタビューで真剣な表情の加藤紗里

■今も叩かれるのは辛い
―炎上するのは、それだけ注目されているということだと思うのですが…。
加藤:最初も今も叩かれたりするのは辛いですね。最初、恋愛で二股されたと思って、結構(自分は)ヤキモチ焼きなので、相手の方のことを知らない方だと思ったので、言ったら炎上しちゃって。そこから傷つきすぎて最初はすぐにやめようと思ったんですけど、でもそうしたら紗里が間違っていたみたいじゃないですか。でも絶対間違っていないからと思って、今日までやってきました。

■家から出られない時期もあった 親は毎日泣いていた
―ツイッターに「紗里、嫌われ者だから」ってご自分で書いていますよね。胸は痛まないのですか?
加藤:もちろん痛みますし、すごい辛いってめっちゃ思っていた時期には家から一歩も出られなくて2日間ぐらい何も食べられなくて…。でも何よりも親が同じような気持ちで(いたので)。紗里が強くならないとダメだなって。親は毎日泣いていました。今でも中傷がなくなったわけではないので、毎日泣くんですよ。「いつでもやめていいんだよ」とは言われるんですけど。

―紗里さんには「帰る場所」があるのですね。ご両親にとても愛されたのですね?
加藤:はい。今でも愛されていますね。

星条旗をイメージした衣装で 加藤紗里

■お嬢様のように育てられた
―ご実家にいた頃、紗里さんはどのような女の子だったのですか?
加藤:家も厳しかったし、お嬢様みたいな感じで親に大事にされて育ちました。でも、そんな不良ではないんですけど、ちょっとやんちゃでした。門限が夜10時だったんですけど、10時に帰ったことはないですね。11時に帰っても怒られるから、(どうせ怒られるなら)朝まで遊んで帰って怒られた方がいいなと。

―ご両親との印象に残っているエピソードを教えてください。
加藤:小学校の頃に鉛筆の先につける「かみつきばあちゃん」っていう消しゴムが流行ったんですね。それがガチャガチャであるんですけど、金歯と銀歯がレアなんです。それがめっちゃ欲しくて、その頃、ピアノ、バレエ、琴、三味線、日本舞踊、お茶、お花って習わされていたんですけど、ピアノの月謝を「金歯のおばあさん」が欲しくて何百円か使っちゃったんです。怒られると思っていたら、親が近くのおもちゃ屋さんに連れて行って百円を入れ続けて、ガチャガチャをそれが出るまでやってくれて、「欲しいものがあったら言いなさい」って言ってくれた。すごいなあって思います。親が怒るってことをしなかったですね。怒るよりは黙って連れて行って、「こうでしょ」って(行動で諭す)。

■母曰く“美しいおバカ”であれ
―お父さんとお母さんと、どちらが厳しかったですか?
加藤:お母さんですね。「美」だけに関してですね。「女に生まれたからには“美しいおバカ”であれ」と言われました。「勉強はできなくていい、仕事もできなくていい。仕事したり稼いだりするのは男性だから、女は守ってもらう立場だから、美しいおバカさんが一番得なんだよ」って。

明るい笑顔を絶やさない加藤紗里

■専業主婦になって子育てしたい!
―ところで、今後はどういう方向に進みたいのですか?
加藤:専業主婦! 引退して、結婚したいです。どうなんだろう、いつになるんだろう。子供が欲しいです。子育てしたいです。

―自分がご両親にしてもらったように? お子さんをめちゃくちゃ愛しますか?
加藤:はい。めちゃくちゃ愛したいです。

加藤紗里に実際に会って話を聞くと、彼女は度重なる炎上やバッシングにやはり傷ついていた。それもそのはず、彼女は決して鋼のハートを持った女性ではなく、ご両親の大きな愛情の中で大切に育てられた“お嬢様”だったのだから。それでも平然と振る舞い、ときに自身の炎上を逆手にとり、人前に出続ける彼女。望みどおり専業主婦になったとき、彼女にやっと平穏な日々が戻るのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

映画『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』のトークイベントに出演した加藤紗里

トークイベントで「トランプ大統領と結婚したい!」と加藤紗里

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