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writer : maki

【エンタがビタミン♪】袴田吉彦“アパまだ君”の汚名返上 ドラマ『銭形警部』の見どころは鈴木亮平だけじゃなかった

1月12日発売の週刊誌で30歳グラビアアイドルとの不倫が報じられた袴田吉彦。不倫相手のグラドルが「彼はアパホテルを度々利用した」という生々しい証言をして話題となった。その袴田が今回放送されたドラマ『銭形警部』のキャストに名前があり、その姿を確かめようと待機していた人もいたようだ。彼が演じたのは警視庁捜査一課の係長・設楽浩役で、キャリア組。捜査能力も高く優秀だが、上には弱く下には強い、典型的な中間管理職タイプという設定である。

最近は不倫報道を受けて自粛するケースもある中、キャラクターを見事に演じ切った彼の姿にツイッター上では「袴田さん鑑賞会終了~」「この2時間袴田吉彦を見ていたと言っても過言ではない」とつぶやかれた。なかには「袴田吉彦さんもご出演なのでアパホテルの件が頭に浮かび過ぎて困っている」「袴田さん出てるのね。そのうちルパンじゃなくてアパンて言うんじゃないかとワクワクして見てる」「袴田吉彦を“アパまだ君”って呼ぶの止めてw」などアパホテルが思い起こされた人も少なくない。

その袴田演じる係長・設楽浩の部下にあたる捜査一課の若き女性刑事・桜庭夏希役を前田敦子が好演した。ただ、AKB48時代から彼女が出演すれば賛否が入り乱れるのが宿命である。今回も「前田敦子ちゃん大活躍していてかっこいい。見てよかった」「なんかこの人見たことあるなと思ってたら前田敦子だった。演技良くなったなぁ」と称賛される一方で「前田敦子の演技が大根過ぎて、途中何度か見るのやめようかと思ってしまった」というツイートも見受けられる。

ドラマの終盤で危機に陥った銭形警部を前田演じる桜庭刑事が救うことになる。その前段階で彼女が優等生刑事として係長・設楽浩らとともに今まで通りに動くのか、銭形警部を追って別行動をとるのか迷う場面がある。その際に“袴田吉彦”のイメージが手伝って設楽浩のキャラクターに納得性があり、桜庭刑事の決断を際立たせたように思える。袴田吉彦自身や制作スタッフもそうした効果など予想しなかっただろう。

規律を重んじ冷静に職務を全うするタイプの桜庭刑事は、正義感から直感的に動く銭形警部の捜査方法に違和感を覚えていた。しかし、やがて悪を許さぬ彼の熱意に影響を受けて考えを変えていく。淡々とした言動から葛藤とともに刑事のあるべき姿に目覚める若き刑事の成長を、前田敦子は上手く演じていたのではないだろうか。

何より素晴らしかったのは“銭形警部”の新しい魅力を引き出した鈴木亮平であろう。ドラマ『銭形警部』は2月10日よりHulu版『銭形警部 真紅の捜査ファイル』が全4話配信され、2月19日からはWOWOWの連続ドラマW枠で『銭形警部 漆黒の犯罪ファイル』が全4話放送される。『銭形警部』シリーズの定着で次に『ルパン三世』を実写化する時はキャストに影響しそうだ。

出典:https://www.instagram.com/atsuko_maeda_official
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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