イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】メリル・ストリープVSカール・ラガーフェルド 釈明もメリルの怒りは収まらず

デザイナーのカール・ラガーフェルド氏は先日、メリル・ストリープについて『WWD』にこう発言した。

「私はスケッチをかいた。そしてメリル用のドレス制作を始めたんです。」

しかし制作が始まってから間もなくして、メリルの関係者より「お金を払うと申し出た別のデザイナーを選びました」「シャネルのドレスはやめましたから」と言われてしまったという。

「そう、『もうドレスの制作は中止にして。お金をくれるデザイナーが見つかったから』とメリルのスタッフに言われたんだ。」

これに対して、メリルは激怒。「私の名誉を傷つけた」として以下の声明を発表した。

「有名デザイナーのカール・ラガーフェルド氏は、重要な業界出版物にて私、私のスタイリスト、私が選んだ著名なデザイナーの名誉を傷つけました。」
「その出版物は、(嘘か本当か)確認もしていない中傷文を掲載。さらにそれは、世界中で購入されているのです。」

またメリルはこの件がもたらした影にも触れ、「今回は20回目のノミネートだというのに」とラガーフェルド氏の主張を猛烈に批判した。一方でラガーフェルド氏は、すでにこのように釈明している。

「シャネルは、メリルのスタイリストと話し合いをしたのです。彼女のリクエストに応じてね。アカデミー賞授賞式で着用するドレスをデザインするためです。インフォーマルな会話をした後、私はこう誤解しました。メリルが報酬を得るため他のデザイナーを選んだのだと。それをメリルの関係者は否定しました。このような論争になってしまい、後悔しています。」

ファッション界の重鎮と呼ばれ、怖いもの知らずの毒舌家として知られるカール・ラガーフェルドがこのような釈明をすること自体非常に珍しい。だがメリルの怒りは大きく、こう反論しはねつけている。

「“論争”を起こしたことを後悔しているという“声明”は、謝罪ではありません。」
「彼は嘘をつき、彼らは嘘を掲載した。ええ、私はまだ(謝罪を)待っていますとも。」

記念すべき授賞式の前に、あたかも金目当てでプランを突如変更したかのように糾弾されたメリル・ストリープ。代理人もこれにはかなり立腹したもようで、「お金と引き換えに何かを着ることはない」「このような事実は一切ない」としている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)

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