海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】「目のゴロゴロ感は私がなめて治します」 5000人を治してきた老女(ボスニア)

目がゴロゴロすると、誰もがまずは鏡を手に眼球の表面や瞼の裏側の赤い部分を確かめる。まつ毛でも入っていればそれを取って終了となり、大量の涙が出たり洗眼や目薬で異物を洗い流せば解決されることも多い。それでもゴロゴロ感が消えないというのは問題である。

その理由には、目視できない小さな粒子が瞼の裏側に入り込んでいる、時に失明にもつながる汚れたコンタクトレンズによる炎症や、現代病として注目を集めているドライアイなども疑われる。いずれにせよ角膜や結膜の炎症が起きていれば放置は禁物である。

そんな中、「この老女に眼球をなめてもらうと不思議とゴロゴロ感が消える」として評判なのが、ボスニア・ヘルツェゴビナのある村に暮らす“ハヴァ・セレビック(あるいはナナ・ハヴァとも)”さんという80歳の老女。これまで5,000人もの人々がロシアどころかアメリカからもはるばる彼女のもとを訪れ、そのほとんどが満足感を得て帰って行くという。

施術料金は10ユーロ(約1,220円)。ハヴァさんはゴロゴロ感を訴える相手の瞼を指で持ち上げ、自分の舌をそっと眼球へ。ハヴァさんがその方法で取り除いた不純物は鉛、鉄、石炭、おがくず、ガラス片ともうさまざまである。もちろん人の口腔内には感染症につながるような菌やウイルスも存在する。そのためハヴァさんは施術の前にアルコールで口を漱ぐことも忘れない。

「同じ“ハヴァ”さんという名の女性からこの方法を学びました。現代の西洋医学では治せない症状の中に、民間療法であっさりと治るものは多いのです」と彼女は話す。しかし子供たちの中にその施術を継ぐ者は現れなかった。「目が腫れ、ひどい炎症を抱えてやってくるような人の眼球をなめるなんて絶対にイヤだと言って、どの子も逃げてしまいましたから」と言って苦笑する。

現在、その道においては世界でただ1人の貴重な施術者であるハヴァさん。それだけに、彼女が亡くなったら村の人たちがその舌を切って同じ施術をずっと続けていくだろう、などと脅しにも似たことを言う者もいるそうだ。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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