エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「チェッチェッコリ」「二酸化マンガン」CMで耳に残るあの曲は“ガーナ産”

2016年3月頃からテレビでオンエアされたNTT西日本のCM『ルーティンダンス 躍動篇』では歌入りバージョン、10月頃から始まった『ルーティンダンス 跳躍篇』ではインストゥルメンタルでその楽曲が聴かれる。2015年には明治エッセル スーパーカップ『エガオマンタン篇』でTEMPURA KIDZがその曲を基にしたCM曲を歌っていた。また、2013年夏頃から放送された健康家族・熟成黒酢にんにくのCMで、にんにくの被り物をした2人の男の子が踊る『チェッチェッコリ篇』でも替え歌で使われた。

もともとはガーナで子どもたちが遊びで歌う民謡や童謡のようなものだ。「チェチェコリ、チェッコリッサ、リサンサマンガン、サンサマンガン、ホンマンチェチェ」と聞こえる歌詞は日本の「せっせっせーのよいよいよい」的なノリで意味はないと言われ、実際には「Kye Kye Kule Kye Kye Kofinsa Kofinsa LangaKaka Kaka Shilanga Kum Adende…」と表記する。なかでも「リサンサマンガン」の部分が日本語の「二酸化マンガン」に似て親しみやすいことから、広く愛されるのではないか。

海外でもスイスやアイスランドなどで子どもたちが歌う動画がYouTubeで見られるが、日本のCMで耳にするバージョンはよりポップに聴こえる。2003年に放送されたサッポロビール『まる福茶』のCMではシンガーソングライターの加藤千晶が歌っており、すでにポップバージョンとなっていた。

CM以外に音源としては2004年1月発売のCD『新 たのしいこどものうた チェッチェッコリ・月夜のポンチャラリン』や『アタックNo.1』の主題歌をはじめアニメソングや童謡で知られる歌手、大杉久美子が歌ったシングルレコード『たのしいリズム・ダンス第4集-(3)「チェッ チェッ コリ」「メキシカン ワルツ」』などがある。大杉久美子が歌ったバージョンは角田圭伊吾氏の編曲で、まだレコード盤で発売された時代ながら斬新なアレンジは今も語り草だ。

出典:https://www.youtube.com
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

1 2