「ティモシー・マクラナハン（Timothy McLanahan）なる男による執拗なストーキング行為に悩んでいる。」
そう裁判所に申し立てたジェニファー・ロペスの主張が認められ、マクラナハンには接近禁止命令が下された。ジェニファーによると、マクラナハンは執拗に花や手紙をジェニファーに送付。さらにアメリカ国内を移動するジェニファーをつけ回し、定期公演を行うラスベガスまでロサンゼルスから追って来たという。

このマクラナハンには犯罪歴もあり、しつこさは常軌を逸していたもよう。ある時はロサンゼルスにあるジェニファーの家に出没し、不法侵入行為にあたるとして逮捕されたこともある。このような経緯など全てを考慮した結果、裁判所側はマクラナハンに「ジェニファー、そしてジェニファーの子供達に近寄ってはならない」「子供達の学校や自宅にも近寄ってはならない」という接近禁止命令を下している。

しかしこのようなストーカー被害はジェニファーにとって初めてではなく、2013年には40代の男がジェニファー邸敷地に勝手に侵入。プールハウスに何日も宿泊したが、敷地内を定期的にパトロールしていたセキュリティスタッフも男に気付かなかったという。しかもこの男は同年ジェニファーの母に連絡するなどしたため、裁判所に「ジェニファーに近寄ってはならぬ」と命じられていたのだ。にもかかわらず大胆に敷地内で暮らして御用となり、全米メディアに大きく報道された。

このように「接近禁止命令」が出たとはいえ、ストーカーは堂々と無視し“獲物”に近寄ることもある。ジェニファーもセキュリティ面を見直し、子供達の安全と平穏な暮らしを守り抜くしかない。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）