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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】エミューを卵から育てペットにした女性、雛と突然の悲しい別れ(英)

英ハンプシャー州ボードンに住むシャーロット・ハリソンさん(24歳)は昨年11月、父親に頼んでエミューの卵を通販で購入してもらい、今年の1月5日に自宅で孵化させることに見事成功した。“ケビン”と名付けられたエミューの雛を家族のように可愛がっていたのだが、ハリソンさん一家とケビンとの生活は長くは続かなかったようだ。

ケビンと鶏の様子をたびたびYouTubeに投稿していたシャーロットさんは、ユーザーから「野生動物を自宅で飼うべきではない」という批判を受けていた。成長すれば身長1.8メートル、体重63キロ以上にもなるエミューは、雛のうちはいいものの適切な飼育法や場所が必要になる。

「ケビンが成長したら近所の牧場に連れて行く」と語っていたシャーロットさんだったが、その時を待たずして突然の別れが訪れた。ニュースを知った者からの密告もあり、英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)はシャーロットさんがインターネットに投稿したケビンの写真を見つけたのだ。

そしてRSPCAのスタッフは、シャーロットさんの家を訪れると「この3ベッドルームの家では、成長すれば大きくなるエミューを育てていく環境としてはふさわしくない」としてケビンを連れ去ったのである。

シャーロットさんにとって、この突然の結末はあまりにも悲し過ぎた。「ケビンは本当に愛らしくて、すっかり家族の一員だったんです。子供たちもケビンが大好きだったのに…。ちゃんとリサーチしてケビンを育てていました。ケビンがいなくなって本当に悲しいし傷ついています」と話す。

ケビンとの別れを強いられたシャーロットさんは大泣きしたというが、密告した者に対しても怒りの気持ちも少なからずあるだろう。しかしRSPCAのスタッフは、「エミューは飼い主を性的対象として見る場合があり、攻撃的になる可能性もある」と述べており、スポークスマンも「ペットとして大型の鳥を飼う前には十分考慮する必要がある」と警告している。

悲しみに暮れるシャーロットさんと家族だが、唯一の救いは「ケビンがオスじゃなくてメスだとわかったこと」だそうだ。シャーロットさんは「まるで映画『カールじいさんの空飛ぶ家(2009年)』のストーリーそのものだったので笑えました」と明かしている。

出典:http://www.dailystar.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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