エンタがビタミン

writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】<のんインタビュー>能年玲奈から「のん」へ「浸透しているなとニヤリ」

■小さい頃は子どもらしい、いたずらっ子だった
―のんさん、クリエーターデビュー、おめでとうございます。ワルイちゃんはパワフルでいたずら好きの女の子ということですが、実在のモデルはいますか?
のん:ありがとうございます。ワルイちゃんはたぶん自分の要素が出てきている感じですね。すごい子どもっぽい部分があって、すごいいたずら好きの子どもなので、お母さんたちがいない間に落書きしたりとか、近所にあった柿をまだ青いのに取ってきちゃったりとか…。

―すると、のんさんもそのような子どもだったのですか?
のん:そうですね。青い柿を取ったりとか、落書きしまくって怒られたりとか…。あとはキックボード対自転車で競争したりとか。そういう無茶な子どもの遊びをやっていました。田舎なので、遊び場があまりなくて。だから自分たちで開発して遊んでいました。

―ワルイちゃんの唯一の親友のジェニファは、頭にかぶっているアフロということで、アフロも生きているというのがユニークですね。
のん:最初は“アフロをかぶっている女の子”というだけだったんですけど、この子(アフロ)に顔がついていたら可愛いかもと。(ワルイちゃんは)一人なのに2つ顔がついていたら可愛いなと思って。とても楽しいんじゃないかなと。

目を輝かせて語るのん

■クリエーターは楽しい! 感動!
―のんさんは声優としても注目を集めていらっしゃいますし、クリエーターとしてもデビューしました。幅広く活動されていますが、今、一番やってみたいお仕事は何ですか?
のん:一番…、一番…、難しいな。(少し考えてから)今日で言うと、これ(=クリエーター)が一番楽しいです。(この日のイベントのために作られたアフロのジェニファを膝に抱えながら)ジェニファが形になって等身大で出てきたのが、とても感動しました。この子(等身大のジェニファ)もグッズにしたいなと思ったりして。かぶれるし、ディスプレイもできるし、クッションにも枕にもなるみたいな。三段活用ができるぬいぐるみ! あと(ワルイちゃんの)キッズサイズのTシャツや帽子があったらかわいいですよね!

―もともと好きなキャラクターはありますか?
のん:妹はスティッチが好きで集めていたんですけど、私は『トイ・ストーリー』のリトルグリーンメンがすごい好きで集めていました。ポーチとかぬいぐるみとかキーホルダーとか。リトルグリーンメンの子どもの無邪気さが好きです。

オリジナルキャラクターのコスプレをしたのん

■プライベートで曲作り。キャッチーでカッコいい曲を
―では、プライベートで楽しいのは何をしているときですか?
のん:最近、曲を作っています。ギターを弾くのは中学生ぐらいからやっているんですけど、ここ2か月ぐらいで8曲ぐらい作りました。歌詞も書いています。

―すごいですね! どのような感じの曲を作っているのですか?
のん:パッションはTHE BLUE HEARTSさん! 作っているうちにちょっと男っぽすぎる曲調になってしまうので、今、ポップにしようと和らげたりしています。シンプルなコード進行でキャッチーでカッコいい曲を目指しています。

―CDになったらいいですね。自信作ができたら発表する予定はありますか。
のん:それはそれで楽しいですけど、まだ趣味で書いている段階なので、もっと精度をあげていきたいなという感じです。何も予定はなく楽しくて作っていますね。

ワルイちゃんのコスプレに喜ぶのん

■新しい芸名「のん」の浸透にニヤリ
―ところで、新しい芸名の「のん」は、元々ニックネームだったと聞きましたが…。
のん:はい、そうです。自分では結構なじんでいます。岩手や静岡や青森、広島…最近いろいろな土地に伺っているんですけど、そこにいる人たちが皆さん、「のんちゃん」とか「のんさん」って呼んでくださって、結構浸透していると思うと、嬉しくてニヤリとしちゃいます。

―イベントでは「のん」は2文字で2画で面白いとおっしゃっていましたね。すると、サインも変わったんですか?
のん:そうです。すぐさま考えました。サインは1画…4画…いや3画です。画数増えちゃっていますね!

楽しそうに語るのん

■一生役者で生きていく。今年も来年も粛々と!
―今年を振り返って、漢字一文字で表すとどのような年でしたか?
のん:(しばらく考えてから)「面」! 面白く楽しく、今年いろんな面をお見せしていきたいと思っていたので。ワルイちゃんグッズを作ったり、生放送のLINE LIVEを始めてみたりとか。声優さんのお仕事もやらせていただいたり、(その映画の)宣伝活動などプライベートでチラシを配って、お店にそのチラシを置いてもらったり、「是非、ポスターを飾ってください!」と、各地で貼っていただいたりしました。私自身そうした色んな事を出来るのが楽しかったです。

―来年の抱負をお聞かせください。
のん:来年も楽しい年にしたいですね。創作もどんどんしていきたいです。私を形作っているのは女優というお仕事なので役者として生きていくというのはきっと一生変わらず、少しずつ粛々と。あ! 粛々! 粛々ですね! 今年も来年も粛々です。

オリジナルキャラクターや曲作りについて話すのんは、なんて生き生きとして目をキラキラと輝かせていることか。頭の中に無数の発想が詰まっているかのようだ。この日、ワルイちゃんのコスプレをしてイベントに登場、「ワルイちゃんになっているので強気になっています」と話したのんは、きっと根っからの女優なのだろう。さまざまな活動をしつつも「一生役者で生きていく」というのん、来年は役者としての姿も楽しみだ。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

キャラクターについて熱く語るのん

プライベートで曲を作っているというのん

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