エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】たなみん「歌う前に隠れて泣いた」 AKB48“じゃんけん大会”の原点感じる『逆さ坂』

10月10日に開催された『AKB48グループ ユニットシングル争奪じゃんけん大会in神戸ワールド記念ホール』にてAKB48の田名部生来が優勝した。2006年12月、「第三期AKB48追加メンバーオーディション」に合格した彼女が10年を経てついにCDシングル表題曲でセンターに立つ。12月21日にリリースされる新曲『逆さ坂』は「人生は坂道ばかりだが見方を変えれば下り坂も上り坂も同じ、前向きに頑張ろう」という応援ソングだ。

そのMVのショートバージョンが公開されると、たなみんは12月7日にブログ『~まじめにふまじめ~ 窓際アイドル田名部生来の土俵際酔いどれファイナルレボリューション大作戦』で「歌詞見たとき、歌う前に隠れて泣いたの」「とても味のある曲だなって私は思ってます」と明かしている。ユニット「じゃんけん民」は彼女をセンターに湯本亜美(AKB48)、込山榛香(AKB48)、渋谷凪咲(NMB48/AKB48兼任)、福岡聖菜(AKB48)、竹内彩姫(SKE48)、野澤玲奈(AKB48)の7人からなる。『逆さ坂』は7人それぞれを勇気づけるような歌であり、それ故に聴く者にも響くのではないか。

田名部生来は2010年9月に行われたグループ初のじゃんけん大会『AKB48 19thシングル選抜じゃんけん大会』で12位となり、AKB48の19枚目シングル『チャンスの順番』の選抜メンバーに入った。今回はユニットだが2度目の選抜入りでしかもセンターを務める。『チャンスの順番』では内田眞由美(2015年10月卒業)がやはり初センターを務め、タイトル通り「諦めずに頑張ればチャンスはきっと巡ってくる」という内容の歌がぴったりだった。

その後のじゃんけん大会では2回目が『上からマリコ』(篠田麻里子)、3回目は『永遠プレッシャー』(島崎遥香)、4回目『鈴懸の木の道で…』(松井珠理奈)で5回目は1位によるソロシングル『やさしくするよりキスをして』(渡辺美優紀)、6回目もソロシングル『右足エビデンス』(藤田奈那)と優勝者の特徴を歌った楽曲ではあるがラブソングであり、「夢」を感じさせる内容からは離れていく。

今回の『逆さ坂』は『チャンスの順番』のように「頑張ればきっと報われる」ことを伝える、久々に“じゃんけん大会”らしい楽曲となった。そして、それは苦節10年でセンターを務める田名部生来にふさわしい歌でもある。

出典:https://twitter.com/mnkspan
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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