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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】「天国のパパへ」 風船にくくりつけられたクリスマスメッセージが切ない(英)

『Mail Online』や『ITV News』など各英メディアが報じたところによると、スコットランドのファイフにあるダンファームリンにて写真家のスチュワート・マッコールさん(30歳)が、風船にくくりつけられた小さな手紙を発見した。

スチュワートさんはダンファームリンの4つ星ホテル「Balmule House(バルミュルハウス)」の裏手に広がる草原で、友人やその犬と散歩をしていたところスパンコールのついた青い風船を目にした。

その風船にゴミがついていると思ったというスチュワートさんだが、よく見るとそれは小さな手紙だった。そこには幼い少年から亡くなった父親に向けてのメッセージが綴られてあったのだ。

手紙は12月1日付になっており、このように記されていた。

「パパへ

僕がどれだけパパを恋しく思っているかを伝えたくて手紙を書いています。それに、ニュースもあるんだよ。

パパはもう知っていると思うけど、ママが病気だから僕は養護施設にいるんだ。月曜から僕の耳も調子が悪いんだ。明日、僕たちはここを出て行くよ。パパに会いたいし、学校にだって行きたいよ。パパは天国にいるけど、そこは安全なの?

そろそろ行かなきゃならないから、僕の夢とクリスマスプレゼントのリストを書いておくね。夢はパパが僕に手紙を書いてくれて、それを僕の枕の下に入れてくれること。そしてクリスマスプレゼントは、スタッズの付いたサッカーシューズと、アストロ(サッカーのトレーニングシューズ)、リバウンダーネット(ゴールネット)、新しいプレミアリーグのボール、それからレアル・マドリードのユニフォームセットとルービックキューブがいいな。バイバイ、パパ。大好きだよ」

スチュワートさんは、誰が書いたのかわからないこの手紙を読んで思わず涙が出そうになったという。帰宅してもこの手紙のことが頭から離れず、自身のFacebookに「この手紙の主を探し出したい」と投稿し、手紙に書かれてあるクリスマスプレゼントをぜひとも少年にプレゼントしたいと記した。

「自分は今までこのような行いはしたことがないけど、あまりにも悲しくて心を打たれてしまって。辛い時期を過ごしているこの子に何とかして手を差し伸べてあげたい」というスチュワートさんの投稿には、多くの人が関心を寄せた。少年にとクリスマスプレゼントや寄付をしてくれる人も現れているようだ。

しかしながら、未だに手紙を書いた少年は見つかっていない。「何としてでもこの少年を探し出したいですが、万が一見つからなくても、チャリティ基金のサイトを設置して寄付金やプレゼントを養護施設にいる子供たちへ寄付しようと思っています。多くの人の好意を無駄にはしませんよ」とスチュワートさんは話している。

出典:http://www.itv.com
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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