東急線沿線に住み始めた女子大生が電車で目にする数々のマナー違反を描いた動画がYouTube専用チャンネル『わたしの東急線通学日記 My Diary of TOKYU LINES』で公開されている。なかでも「電車の車内で化粧するのはみっともない」と訴えるバージョンは共感を呼ぶ一方で「“車内化粧”がなぜ悪いのか？」という声も聞かれる。

11月13日放送の『アッコにおまかせ！』ではその件を取り上げると、著名人による「メイクしているのを見たくない、“やめなさい！”と言うかも」（小倉智昭）、「公共の場で恥知らず」（デヴィ夫人）、「電車で化粧している人はだいたいブスなんですよ」（遠野なぎこ）などの発言を紹介した。それに対して準レギュラーの小島瑠璃子は「あからさまに大声でしゃべったりする人はもっと迷惑をかけているのではないか」と指摘する。

確かに車内化粧の他にも電車でのマナー違反はある。番組では新橋で男女200人にアンケート調査した結果をランキングで発表した。

■電車でイラっとしたマナー違反は？

1位　席を2人分使う
2位　出入り口付近で動かない
3位　不快な臭い
4位　車内の化粧
5位　イヤホンからの音漏れ
6位　酔っ払い
7位　騒いでいる子どもを叱らない親
8位　大きな荷物を背負っている
9位　ご飯を食べる

街で聞いた声には「リュックサックを背負っていて当たると痛い」「スマホを見る前に子どもの面倒をみて」「席の上に弁当を置いている人とかいる」などランクインしたケース以外に、大阪在住の人から「大阪のおばちゃんが関係ないのに会話に入ってくる」という声もあった。こじるりが挙げた「大声でしゃべる人」はなかったが、この中で一番嫌いなのは“不快な臭い”だという。

ただ共演者から車内の化粧について「程度による」との意見が出ていたように、状況次第で周囲の受け止め方は違ってくるだろう。たとえば車内でリップを塗るくらいはあり得るだろうが、アイラインはいかがなものかといった感じだ。

ミュージシャンのマーク・パンサーが12日、『マーク・パンサー（marcpanther）ツイッター』で電車での体験を「イヤホンをしたおばぁちゃんが1人の世界に入ってて、昔の民謡なのかなぁ？　大きな声で歌ってる」「これがまた上手でみんな聴き入ってます（笑）」とつぶやいた。「マナー違反だ」と目くじらを立てることばかりが改善に向かう道ではないのかもしれない。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）