10月24日の夜、『板倉俊之（itazuratoshiyuk）ツイッター』で「他人の不運を見てしか自分の幸せを実感できないのが人間という生き物だ」と彼らしい前置きに続き、「俺は今日、財布をなくした！」と告白していたインパルス板倉。その後、警察に紛失届を出したところ「ありました！」「親切な方が届けてくれたらしいです！」と歓喜した。

しかもお巡りさんから「（その人が）何割かもらえる権利を放棄しているため、お礼のしようがない」と聞かされて感激する。ツイートが届くか分からないが、礼を述べると「利ではなく善で動くのが、人間という生き物のようですね」「お騒がせしてすいませんでした」と結んだ。

2012年10月、漫画家でタレントの浜田ブリトニーも財布を落としてしまい、半ば諦めていたところ戻ってきたとツイッターで明かしたことがある。彼女は何も知らせていないのに「財布落とされていませんか？」と拾った人からツイートがあったという。「親切ッて素晴らしい」と感激するブリトニーにフォロワーから「世間は冷たいとか言われるけど、まだまだ捨てたもんじゃないね」と反響があった。

それから約4年の間には記憶が追いつかぬほど物騒な事件が続いたが、インパルス板倉の体験からも基本的な人の優しさは変わらないことが分かる。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）