イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】レディー・ガガ本音を告白 「デヴィッド・ボウイの追悼パフォーマンスはやりたくなかった」

デヴィッド・ボウイの影響を受け、彼の音楽やファッション、生き様など全てに憧れていたというレディー・ガガ。そんな彼女に「追悼パフォーマンスをぜひ」と依頼する電話があったものの、ガガはまったく乗り気ではなかったという。このほど『NME』誌の取材に応じたガガは、当時をこう振り返った。

「そもそも、なぜ人は私とデヴィッドを比較するのか。そこから理解できないの。だってデヴィッドのような人間はもう二度と出てこない。彼と比較するに値するような人がいるとは思えないの。」
「(追悼パフォーマンスにつき電話をもらったとき)私は本当にやりたくないと思った。彼はまだ亡くなったばかりだったし、私はとても困惑していたのよ。でもとにかく最善を尽くしたの。」

しかしデヴィッドのファンから上がったのは「良かった」というコメントばかりではなく、デヴィッドの息子ダンカン・ジョーンズ監督もパフォーマンスに複雑な感情を抱いたと伝えられた。特にジョーンズ監督の反応につき、ガガはこう語っている。

「確かに(ジョーンズ監督の反応には)傷ついたわ。でもどうしようもない。彼がどのような感情を抱いたにせよ、私は(お父様を亡くした彼に)同情と愛しか感じない。」
「私はデヴィッドの家族ではないわ。でもデヴィッドはジョーンズ監督のお父様よ。つまり(人気ミュージシャン)デヴィッド・ボウイではなく、デヴィッド・ジョーンズなのよ。だからあの追悼パフォーマンスを観るのは辛かったでしょう。」

そんなガガはパフォーマンスの準備を始める前、デヴィッドの関係者の多くに電話をかけるなどして下調べも十分に行っていたそうだ。それだけにジョーンズ監督の納得いく形にできなかったことは残念に思っているというが、ジョーンズ監督の心境には理解を示した。ちなみに今年は4月にプリンスも他界。その後に開催された「ビルボード・ミュージック・アワード」ではマドンナがスティーヴィー・ワンダーと共に追悼パフォーマンスを披露したが、残念なことにマドンナの歌は「最悪だった」と酷評された。

世界中の音楽ファンに愛された超一流ミュージシャンの死―その追悼パフォーマンスをするミュージシャンには同じく有名かつ人気の高いアーティストが選ばれるのが通例だが、故人の人気が高ければ高いほど追悼者を「全然違うじゃないか」「最悪だった」と批判する声は当然多くなる。だがそれを覚悟の上でステージに立つパフォーマーが、悲しみに暮れるファンと遺族を喜ばせたい、そして故人への感謝と敬愛の心を示したいという思いで、限られた時間で必死に準備に励むこともまた事実である。

出典:https://www.instagram.com/ladygaga
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)

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