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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】「理想はアーノルド・シュワルツェネッガー」 体にオイルを注入し続ける男性(ブラジル)

普段は建設現場で働くヴァウジールさんは、ボディビルダーでもある。彼はハリウッド俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーのような肉体美を目指しており、日々トレーニングに励んでいるという。

ヴァウジールさんの筋肉の凄さは尋常ではない。二の腕が58.4cm、胸囲が119.4cmというスペシャルサイズだ。

しかしこのスーパーボディは、トレーニングだけで得られたものではない。ヴァウジールさんはシンソール(synthol)という合成油脂を体内に注入しているのだ。このシンソールは、筋肉や乳房などを膨張させることから美容整形オイルとしても知られるが、感染症や脳卒中、神経損傷などの副作用も報告されている。一度打つと2~3年はその効果が持続するが、注入し過ぎて患部が破裂を起こした事例も過去にあるという。

なぜ、そんなリスクを冒してまでシンソールを注入し続けるのか…。子どものころのヴァウジールさんは非常に細身の体型をしており、今とは似ても似つかない。実はヴァウジールさん、父を亡くし、兄を自殺で失い、母は病により旅立った。それらがトラウマとなりドラッグに溺れ、「骸骨」と呼ばれるほど痩せ細ってしまったのだ。

そんな自分と決別しようと決めたヴァウジールさんは、ジムに通い始めた。そこで知り合ったジムのメンバーにシンソールを教えてもらい、以降頻繁に胸や腕、肩に注入している。それにより体重は25kgも増加したという。

自分の肉体美に誇りを持っているヴァウジールさんだが、道行く異性にムキムキボディを自慢すると「やり過ぎ」「気持ち悪い」と言われるばかりで48歳の今も独り身だ。

ヴァウジールさんの友人も「注入を頻繁に続けていくと体に害があり止めてほしいが、止めないんだ。彼は自分の体は見た目もいいと思っているし、あのムキムキの体で有名になりたいと言っているんだ」と、密かにヴァウジールさんの健康面を懸念している。

時には、振り返る人に心無い言葉を投げかけられるヴァウジールさんだが、「自分の体を自分が好きである限り、周りに何と言われようと気にしない」とあくまで強気の姿勢を崩さない。さらには将来、この肉体美を生かした仕事をしたいと話しており、今後もシンソールの注入を続けていくようだ。オイル注射で手に入れた「エセ筋肉」でも後悔はなく、鏡を見るたびに膨れ上がった自分の体を誇りに思っているヴァウジールさんの夢は、いつか叶うのだろうか。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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