海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】ウイングスーツジャンプでまた死亡事故 ライブ映像を配信中に(スイス)

手と足の間に布を張った特殊なジャンプスーツを着て、高い崖や上空からムササビのように飛び降り滑空する「ウイングスーツジャンプ」。最高時速は200キロにも達することから「エクストリームスポーツ」とも呼ばれ人気だが、ここ数年事故が急増しているという。『foxnews.com』など複数のメディアが伝えている。

今月26日、スイス・アルプス山脈でアーミン・シュミーダーさん(Armin Schmieder、28)がウイングスーツジャンプに挑戦した。カンダーシュテーク近郊の山頂から「今日は僕と一緒に飛んでもらうよ」と頭にカメラをつけ、山頂から飛びたとうとする様子は米ライブ配信サイト『Livestream』を使って配信されており、アーミンさんとはFacebookを通じてチャットが可能な状態になっていた。

映像ではアーミンさんがポケットにスマートフォンをしまい、カメラに向かって手を振ると、ゴーゴーと風の音が鳴り響く様子が確認できる。アーミンさんの勇姿を見ようと見守っていたファンによると、その直後に叫び声があり、叩きつけられるような不気味な音がしたという。そして静まり返った中で聞こえてきたのは牛の首についているカウベルの音だったようだ。

突然の出来事に、Facebookでは「何か書くなり、話すなりして!」とのコメントがあがるも何の反応もない。現場にはすぐさま警察官らが駆けつけたが、間もなくアーミンさんは遺体となって発見された。事故の原因についてはいまだ調査中だが、アーミンさんを良く知る友人は「彼はスカイダイバーとしての経験は豊富でしたが、ウイングスーツジャンプは始めてから1年ほどでした」と語っている。

事故の4日前には、ウイングスーツのパイオニア的存在であったアレクサンダー・ポリーさん(Alexander Polli)がフランス・アルプスの人気スポットからのジャンプを決行したが、地上5000フィート(1524メートル)の地点で木に衝突し死亡している。31歳だった。アレクサンダーさんは2013年、スペイン・モンセラート山で洞窟を通り抜けるスタントを披露して一躍有名になった。この時のスピードは時速250キロにも達したという。

出典:http://www.dailymail.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)