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writer : ac

【海外発!Breaking News】亡くなった息子の魂? が写り込んだ不思議な写真に全米が涙。

息を呑むほど美しいとはまさにこのファミリーの写真であろう。思わず涙があふれ、と同時になんとも不思議なストーリーを『NYデイリーニューズ』紙電子版など複数のメディアが伝えている。

アメリカアトランタ在住のアナ・ボズマン・トンプソンさんは長年連れ合ってきたトラビス・トンプソン(36)さんと10月に結婚した。しかしアナさんの連れ子である長男レイク君は今年5月、2週間後に迫る9歳の誕生日を迎えることなく急性骨髄性白血病でその短い生涯を終えた。式に参加したかったであろう息子を想い哀悼の意もこめて、アナさんは友達でもあり写真家でもあるブランディ・エンジェルさんに、レイク君が一緒に写ったウェディング写真の加工を依頼することにした。エンジェルさんは、自身が運営する非営利団体「ブランディ・エンジェル財団(Be the Change – Brandy Angel Foundation)」を通して、レイク君のような難病に苦しむ子供たちや家族の写真を撮り、ソーシャルメディアを通してその家族のストーリーを共有している。

式当日、レイク君抜きで家族写真を撮るのはこの日が初めてだったというアナさんは、撮影が近づいてくると息子が亡くなった現実を突きつけられているようで、どうしようもない喪失感と悲しみに襲われたという。だが、編集加工された写真には元気だった頃のレイク君がトンプソン家の家族の一員として笑顔をみせていた。しかも不思議なことに、写真には様々な場面でアナさんに寄り添うように不思議な”光”が存在した。しかも、その光の形や色はどの写真を見ても変わらない。アナさんは「レイクはあの場所に私たちと一緒にいてくれたのよ。式の日は私たちにとってもレイクにとっても特別だったの。病には負けちゃったけど、苦しくても頑張ったあの子が私たちの結婚に花を添えてくれたのよ。」と嬉しそうだったという。アナさん、トラビスさん、アナさんの幼い娘と息子の隣に、「僕もここにいるよ」とレイク君がたたずむ写真は胸を打つ。

式から3週間後、家族写真は、”長男レイク・ボズマンに祈りを捧げる”と題されトンプソン一家のFacebookに投稿された。アナさんは「レイクにはどんな形であってもいいからウェディングに参加して欲しかったの。レイクのいない6か月は感傷的になってしまって。一時は自分が駄目になってしまうのではないかとも思ったけど、なんとか式を迎える事ができたわ。2人のちびちゃんには何度も助けられたのよ。でも私がこうしてやってこられたのは、レイクがいつも私たちと一緒だってこと。天国から私たちを見ていてくれるのよ。そして、神様がいつの日か天国にいるレイクに会わせてくれるって信じてるわ」と綴っている。Facebookには「美しい写真に涙が止まらなかったわ。レイクはきっとあの場にいたんだと思うわ。おめでとう」といったたくさんの励ましの言葉が届いている。アナさんは、思い出を共有することでレイク君の病気のことをより多くの人に知ってもらえることが何よりもレイク君の哀悼になると語り、こう結んでいる。「もっともっと”レイク”って名前が呼ばれるのを聞いていたいわ。レイク、愛してる。」

※画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 A.C.)