エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】AKB48の楽曲でおなじみ、井上ヨシマサ。YMO武道館公演に出演した中学時代を明かす。

井上ヨシマサといえば、AKB48のヒット曲『RIVER』や『Everyday、カチューシャ』など数々の作品の作曲で知られるが、それ以前から歌謡曲やアニメソングなど数え切れないほどの作品に関わってきた。13歳の時にはテクノポップバンド“コスミック・インベンション”のメンバーとして活動しており、1980年に世界的な人気を誇るYMOの武道館公演で前座を務めた経験を持つ。その彼が、ラジオ番組で当時の思い出を語った。

AKB48の『制服が邪魔をする』(2007年)や『大声ダイヤモンド』(2008年)そして『RIVER』(2009年)、『Beginner』(2010年)などファン感涙のナンバーは、井上ヨシマサが作曲している。それだけに、今ではAKB48ファミリーとして有名だが、実は『レオパレス21』のCMソング『それぞれの夢』は彼が作詞・作曲・編曲したもので、10年以上もテレビで流れているのだ。さらに、松田聖子、田原俊彦、小泉今日子、光GENJI、中山美穂への楽曲提供など歌謡界での活躍を挙げるとキリが無い。

6歳でピアノを習い、小学4年生のときにはビッグバンドに入ってジャズの基礎を学び、1979年にコスミック・インベンションで活動した時にはまだ13歳の中学生だった。今年、作曲家デビューして30周年となる井上ヨシマサが7月14日放送の『坂本美雨のディアフレンズ』(TOKYO FM)に出演し、そんな中学時代を振り返った。

コスミック・インベンションとしてデビューする前からデモンストレーターとして活動していた彼は、1980年に榊原郁恵が歌った『ROBOT(ロボット)』(作詞:松本隆 作曲:筒美京平)のバックバンドとしてNHKに出演した。それを機にNHKでの仕事が多くなり、1981年にはNHK『あなたのメロディー』に投稿された『コンピューターおばあちゃん』(作詞・作曲:伊藤良一)をコスミック・インベンションがパフォーマンスした。その後、同曲を坂本龍一がプロデュース、ドラムの高橋幸宏と演奏して、東京放送児童合唱団・酒井司優子が歌ったバージョンが、NHK『みんなのうた』で放送される。

それ以前からYMOはコスミック・インベンションに興味を持っていたのだろう。1980年に開催された『YMO武道館公演』の演出で「“YMO!”と紹介されて子ども達(コスミック・インベンション)が登場したらおもしろいのではないか!?」と、井上ヨシマサたちが前座を務めることとなった。

当時、“豊武能征”名義で活動していた井上ヨシマサは、YMOの楽曲を演奏できるように練習して臨んだ。しかし、実はコンピュータに打ち込まれた自動演奏であることを「そこ、弾かなくて大丈夫だよ」と先輩ミュージシャンから言われて初めて知った。彼はそんな思い出を語りながら、「自分では生で弾けることを誇りに思っていたが、今思うと無機質に弾くことが大事だった」と若き頃を懐かしんだ。1982年にそのコスミック・インベンションが解散。作曲家・井上ヨシマサとしての活躍が始まる。

彼は『レオパレス21』のオファーを受けて「CMに期待される派手な楽曲」を作ったが、それとは別に「ひとり暮らしをスタートしてテンションが下がり気味な人を応援できたら」ともう1曲作っていた。元気な曲調が選ばれると思っていたものの、後者の素直な気持ちを込めた楽曲に決まり「企業とはいえ、選ぶのは人なんだな」と見直したという。7月29日には、その楽曲名をタイトルにした井上ヨシマサ30周年記念アルバム『それぞれの夢』がリリースされる。表題曲のほか『真夏のSounds good!』のピアノ弾き語りなど魅力満載の1枚だ。

※画像はYouTubeのサムネイル。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)