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writer : maki

【エンタがビタミン♪】「お前はもうヘタレじゃない! 」じゃんけん大会で成長した指原莉乃を脳科学者が評価。

AKB48メンバーでネガティブな性格と自ら語るのが指原莉乃だが、今回の第2回じゃんけん大会では2回戦で敗退している。だがテレビ番組で指原に関わった脳科学者、茂木健一郎氏は彼女の進歩を見逃さなかった。

9月20日に行われた『24thシングル選抜じゃんけん大会』では選抜メンバーを勝ち取った16人に大家志津香、北原里英、前田亜美が入っている。実はこの3人はテレビ番組「なるほど!ハイスクール」の企画で脳科学者の茂木健一郎氏からじゃんけん大会に向けてアドバイスを受けていたのだ。『チーム茂木』と呼ばれるメンバーは他にもいたがその中で見事にこの3人が選抜入りを果たしたのである。

チーム茂木には指原莉乃も入っており、彼女は大会前に茂木先生による『強運脳チェックシート』で5項目全てが『×』という結果に涙を見せたのだ。ネガティブキャラの彼女だが実際に診断結果がネガティブとなり悔しかったのだろう。茂木先生がじゃんけん大会へ向けてアドバイスしたのは『脳が集中しリラックスしたフロー状態を保つ』、『常にポジティブに物事を考える』の2点だった。指原をはじめチーム茂木のメンバーは大会前にこれを頭に叩き込んだのである。

指原莉乃は初戦で前回1位の内田眞由美と戦った。「指原には絶対に勝ちます」と気合十分の内田に対して、指原は『へたれ』とデザインされたTシャツを堂々と着て落ち着いた様子を見せていた。彼女は事前のインタビューにも「フロー状態です、頑張ります」とコメントしておりコンディションは良さそうだったのだ。1投目があいことなると応援していた茂木先生もたまらずに「ヘタレじゃないぞお前は! 頑張れ」と大声を出していた。結果、指原が内田を破り、こぶしを高々と突き上げて勝利をアピールしたのである。「指原えらい! もうヘタレじゃないぞ」と茂木先生も再度叫んだ。

2回戦では指原莉乃と同じくチーム茂木の前田亜美が対戦して前田が勝利した。「どちらを応援するとかはできない」と茂木先生も辛い心境を語っていたが、敗れた指原の言葉が印象的だったのだ。「もちろん選抜に入れたらうれしいですけど、負けてもそんなに気負わないでいれるようになりました。負けてもいいや、負けても次があるっていう気持ちです」と話したのである。茂木先生もそんな指原を「ここまでこれたことは大きな進歩ですよ」と評価していた。

茂木先生は「じゃんけんは時の運だが、勝っても負けてもそれを自分の力にできる」と考えている。今回、じゃんけん大会を目の当たりにした彼は、勝っても負けてもそこから何かを得る彼女達にエネルギーを感じたと言う。そして脳科学者としてじゃんけん大会に「偶然を必然にする脳の学びの力を改めて感じた」と語った。じゃんけん大会ではAKBメンバーの多くが「勝ち進む人は気力が違う」と話しており、近くで取材した記者からも「勝者は目力が違う」という感想が聞かれるのだ。こうなるとじゃんけん大会にもそれなりに対策をする必要がありそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)