エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「AKBという組織は恐ろしい」。あまりの出来の悪さに、俳句の先生が絶句。

「俳句」について初めて学ぶのは、小学校高学年の頃だろうか。たった17文字で表現する定型詩には、豊かな感受性と言語感覚が求められる。アイドルとして活躍するAKBのメンバーらは、表現者としてどのような俳句を詠むのか。

11月7日放送回から企画内容がガラリと変わった『プレバト!!』(TBS系)が、なかなか興味深い。出演する芸能人に簡単な抜き打ちテストを行い、専門家がリズム感や芸術性などの才能を判定するというものだ。俳句づくりは表現力のテストとして過去2回出題されているが、8~10名の出演者の中で最下位だったのがAKBの現役メンバーや元メンバーらである。そこで12月5日の放送で「倍返しだ!」と挑戦したのは、AKB48の峯岸みなみ(21)だった。

俳句の採点をするのは、全国で小中高生を対象に俳句教室を開いている俳人の夏井いつきさん。番組ではユーモアを交えながら歯に衣着せぬ批評が話題となり、コメントが辛口過ぎてMCの浜田雅功 (ダウンタウン)も苦笑する場面があるほどの人物である。

以前出演した大家志津香(21)の俳句には、直しようが無いからと「さっさと帰って寝なさい」、秋元才加(25)には「あたかも自分の脳から生まれたような錯覚をしている俳句」と容赦ない酷評が浴びせられた。そして今回のお題は“12月の風物詩”。紅葉した街の景色やクリスマスのイルミネーション、温かい鍋を囲む様子などのVTRを見ながら俳句を詠んだ。

『いちょうの葉 黄色の絨毯 綺麗だな』。まず自分の俳句の説明を求められた峯岸は、「絨毯をいちょうの葉で、“揶揄(やゆ)”してるんですよ…」と“比喩(ひゆ)”と“揶揄”を間違えてしまい、出だしから他の出演者に大笑いされてしまう。

すると、「日本の学校は何を教えているんだろう」と呆れたような口調の夏井さん。そして3回連続で俳句部門最下位のAKBを、“恐ろしい組織”だと評した。また黄色い絨毯といちょうの葉を並べるのは、秋元と同じく“過去に使い古された表現方法”“自分の脳みそで考えていない”とにべもない言葉を発していた。

それでも秋元や峯岸の俳句はまだ添削してくれたが、大家の作品はバッサリ切り捨てられてしまい大変気の毒だった。次回はアイドル枠からBerryz工房の嗣永桃子(21)が挑戦する予定なので、結果が楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)