writer : sekihara

驚きインスタ映え最上級! 器の中で炎が躍る『ボルケーノカレー』実食レポ

老若男女問わず誰もが大好きなカレー。こだわりのカレーは数々あれど、“器のなかで燃えさかるカレー”を見る機会はそうそうない。このほど、9月30日までという期間限定ではあるが、メラメラと炎をあげるカレーが食せると聞き、早速お店に向かった。果たして記者の前に供されたのはハワイのキラウエア火山をイメージして生まれた、インスタ映え抜群、味も納得の大満足カレーであった。

9月1日から9月30日までの期間限定で東京・渋谷ロフト2階の『渋谷シティラウンジ』にて『JALPAK ALOHA LOUNGE(ジャルパック アロハ ラウンジ)』がオープンしている。ここでは、9月15日より就航するJAL 成田-コナ線(ハワイ島)にあわせ、ハワイ島の魅力をさまざまな形で紹介しているのだ。

大きなパンダのぬいぐるみがお出迎え

ラウンジに着いてまず目に入ったのは、赤・オレンジ・緑…とそれぞれ色違いの大きなパンダのぬいぐるみ。この7頭の「レインボーパンダ」(名前募集中)が、まるで記者を迎えてくれるようだ。店内モニターにはハワイの景色などが映し出され、ハワイの写真も多数展示されている。

パンダがあちこちにいる店内

いくつかのパートに分かれた落ち着いた店内で、さっそくお目当てのカレーを注文してみた。ハワイ島の活火山「キラウエア火山」をイメージしたオリジナルメニュー『溶岩燃ゆ ボルケーノカレー』がそれだという。出来上がったカレーをテーブルに運んだ店員さんがチャッカマンを取り出しおもむろに器の中央に火をつけた。「おおっ!」確かに火口から炎が上がっている。火山に見立てた黒米の上に見える炎は、実はバターが燃えているもの。聞いてみたところバターが上手に燃えるように一工夫されているそうだ。名前負けなどまったくしていない。まさに燃え盛るボルケーノカレーである。

火をつける前の『溶岩燃ゆ ボルケーノカレー』

1分弱、生きているようにユラユラと動く炎を鑑賞した後は、いざ実食。溶岩のイメージからルーは赤く、小麦粉を使用せず、トマトの色味を残し、濃度を高めるため長時間煮込んだこだわりの逸品。魚介のソース・トマト・玉ねぎの甘味をベースに数種の香辛料で味のバランスを整えてあり、普通のカレーよりもさっぱりしているが、ほんのりと甘みもあり、その味は奥深い。これを硬めに炊き上げた国内産黒米とあわせて食べると、また格別だ。しっかり味がついたガーリックシュリンプ3尾も添えられており、バリバリと殻ごと食べられるのがまたいい。ハワイのソウルフード、ロコモコ風に目玉焼きも乗せられており、黄身とカレーソースを合わせるとさらに味がまろやかになる。激辛が苦手な記者も、このカレーはほんのりと汗ばむ程度で、辛さというよりは味の深みや美味しさに惹きつけられた。こちらにサラダとドリンクがついて1,300円。ドリンクはオレンジジュースを選んだが、オレンジの繊維が残るこれまた濃い果実らしさが感じられるものだった。

『溶岩燃ゆ ボルケーノカレー』のセットサラダとドリンク

これだけでも満足感があり、お腹いっぱいだったが、欲が出た記者は、さらにインスタ映えしそうなオリジナルメニュー『パンダラテ フロート』も追加オーダーした。ラテの上にパンダの顔が浮かんでいて「かわいい!」と思わず笑顔になってしまう。パンダの顔はバニラアイスで出来ているが、これもバニラビーンズ入りのアイスとして食べても充分満足できるもの。目や鼻はチョコレートでコーティングしたコーヒー豆などで出来ている。

『パンダラテ フロート』

肝心のコーヒーにももちろんこだわっている。ハワイのコーヒーと言えば、コナコーヒーが有名だが、そのハワイ島コナ地区で生産された、コナコーヒー最高峰品種「ハワイ コナエクストラファンシー」をブレンドしている。生産量が少なく、希少価値が高いためジャマイカ ブルーマウンテンコーヒーと並んで高価な豆とのこと。飲んでみると、酸味や苦みは強くないが、味がしっかりしていてとても美味しい。

大きなパンダがマスコット

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