海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】「息子の最期の姿を見て欲しい」“抗ヒスタミン剤チャレンジ”で死亡した13歳少年の家族が涙の訴え(米)

両親は「ジェイコブは礼儀正しく、面白く、愛される子で、地元の学区ではアメリカンフットボールをしていたよ」と回顧、ジャスティンさんは「どんなに嫌なことがあった日でも、あの子だけが私を笑顔にしてくれた。それは他の誰にもできないことだった」と肩を落として語っていた。

礼儀正しく、面白く、愛される子で、地元の学区ではアメリカンフットボールをしていたというジェイコブ君。ジャスティンさんは「自分の残りの人生をかけ、ベナドリルのような薬を購入する際の年齢制限を設けるよう尽力したい」と明かしている(画像は『ABC 6 2023年4月16日付「Local teen dies attempting Tik Tok challenge, parents warn other families」(Photo courtesy of the Stevens Family)』のスクリーンショット)

この事故を受け、ジェイコブ君の祖母ダイアナさん(Dianna)は地元テレビ局に「他の子がジェイコブのようにならないよう、どんなことでもするつもりよ」と涙ながらに述べ、ジャスティンさんは次のように訴えた。

「10代の子供たちが携帯電話で何をしているのか、親は監視して欲しい。そしてどうか私の息子に起きたことを、子供たちに話してやって欲しい。みんなに息子について知ってもらいたいからね。」

なおベナドリルは過剰摂取すると、悪心・嘔吐、めまい、頭痛、けいれん、血圧上昇、不整脈、呼吸不全などの中毒症状を起こし、最悪の場合は死に至る。ジャスティンさんは「自分の残りの人生をかけて、ベナドリルのような薬を購入する際の年齢制限を設けるよう、議員に働きかけていきたい。自分が死ぬその日まで挑戦を続けるよ」と強い決意を示し、すでにオハイオ州知事マイク・デワイン氏(Mike DeWine)にメッセージを送ったことを明かした。

さらにジャスティンさんはTikTok側に年齢制限や規制を求めているが、危険なチャレンジで死亡する例は後を絶たず、「SNSと携帯電話で世界は腐ってしまった」「TikTokは米国内で全面禁止にすべき」「両親のことを思うと胸が痛む。子供にSNSは必要ない」「TikTokが悪いのではない。悪いのは親」「親が悪いというのは残酷だし、親を責めるべきではない。子供は何をしでかすか分からないからね」「一緒にいた子供たちもかわいそうだ」といったコメントが寄せられた。

ちなみに今年1月にはアルゼンチンで、12歳の女児が「失神チャレンジ」に挑戦し、ライブ配信中に死亡していた。また2019年にも同じ失神チャレンジで、15歳の少年が脳死状態に陥り、両親は息子の臓器を提供するという苦渋の決断を下していた

画像は『New York Post 2023年4月17日付「Boy, 13, dead after TikTok ‘Benadryl Challenge,’ grieving dad warns other parents」(Facebook/Justin Stevens)』『ABC 6 2023年4月16日付「Local teen dies attempting Tik Tok challenge, parents warn other families」(Photo courtesy of the Stevens Family)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

人工呼吸器に繋がれ何の反応も見せなくなったジェイコブ君。両親は「どうか病院での息子の最期の姿を見て欲しい」と訴えて写真を公開、チャレンジの危険性について警告した(画像は『New York Post 2023年4月17日付「Boy, 13, dead after TikTok ‘Benadryl Challenge,’ grieving dad warns other parents」(Facebook/Justin Stevens)』のスクリーンショット)

1 2