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writer : katakura

【海外発!Breaking News】「邪気払い」として宗教施設で集団暴行 被害者は2歳~80歳(台湾)

台湾の刑事警察局中部打擊犯罪中心は25日、信者に対して集団暴行を行っていた宗教団体の教主の女(61歳)を逮捕したことを発表した。教団では「邪気払いの儀式」として、日常的に信者らが集団で暴行を働いていたという。『自由時報』『TVBS新聞網』『ETtoday新聞雲』など多くのメディアが伝えている。

逮捕されたのは宗教団体「中華日行一善学会」の教主。同団体は台湾の台中市、南投県のほか中国広東省の南寧市にも道場があり、現在信者の数は40人程度、かつての入信者を含めると100人程度になるとみられている。

事の発端は今年3月、広東省南寧市の道場で教団幹部の台湾人女性(26歳)が同じく教団幹部らに暴行を受け死亡する事件が起きた。女性は教主に誘われ大学を休学し、教主とともに中国で布教活動を行っていたそうだ。しかし教団の規則に背いたため、暴行を受けて死亡したという。中国当局では、逃げるように台湾へ戻った教主について捜査を続けていた。

警察は捜査の中で、殺された女性以外にも少なくとも5家族が身体に危害を加えられたり、行動の自由を奪われたことを突き止め、8月下旬に南投県の山奥にある道場に家宅捜索に入った。道場では暴行の証拠となる動画が保存されたハードディスクのほか、暴行に使われたパイプや紐で縛ったブランケットなどの道具が見つかった。また当時、道場にいた信者19人の身柄が保護された。

同教団は入信すると道場に入居しなければならず、

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