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writer : ac

【海外発!Breaking News】不慮の事故で9歳少女が回復の見込みなく両親、臓器提供を決断(米)

シェイリーンちゃんの両親は「どうしてこんなことになってしまったのか?」「この事故は防げたのではないか?」と自分たちを責め続けた。実は一家は2016年、シェイリーンちゃんの姉ブリアナちゃんを染色体異常の病気で亡くしていた。ブリアナちゃんは3年間をホスピスで過ごしたが、病気には勝てず10歳で息を引き取った。

「なぜ私たち家族にばかりこんな悲劇が起こるのか。命だけは助かって欲しい」―家族の必死の願いにもかかわらず、シェイリーンちゃんの容態が回復することはなく、両親はある決断を迫られた。事故から3日後の8月1日午後、シェイリーンちゃんの母ジェシーさんはFacebookに次のような投稿をした。

「2か月前、息子トリスタン(11歳)やシェイリーンと3人で臓器提供について話す機会がありました。その時シェイリーンは、ためらうことなく『もしその時が来たら、できる限り全ての臓器を提供したい』と言ったのです…。そして今、愛しくて優しくて思いやり溢れるあの子が救われるように、私たちは臓器提供の準備をしています。できるだけ多くの人の命が救えるように、またシェイリーンが敬われ安らかに眠れるように、医師らは最善を尽くしています。私たちのために祈って下さい。親が子供を埋葬しなくてはいけないなんて、これほどつらいことはありません。」

この投稿があった夜、シェイリーンちゃんはプライマリー・チルドレンズ病院で家族に見守られながら安らかに息を引き取った。

ジェシーさんは事故後に立ち上げられた寄付金サイト『GoFundMe』にこのように綴っている。

「8月1日午後8時45分、シェイリーンが亡くなりました。循環的死亡後に臓器提供が行われ、娘は4人の命を救い、1人に視力を与えたのです。移植チームは肝臓、腎臓、心臓弁と角膜の摘出に成功し、私たちは悲しみに打ちひしがれながらも希望を見出しています。娘を心から誇りに思うと同時に、臓器を待ち続けたであろう5人の方が娘の臓器受容者となったことを大変嬉しく思っています。」

画像は『East Idaho News 2019年8月2日付「Shaylyn Bergeson dies 3 days after backyard accident, donates organs & corneas to 5 people」(Courtesy Jesi Bergeson)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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