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writer : ac

【海外発!Breaking News】上腕に埋め込まれた避妊具が肺に移動 深く埋め込みすぎたか(ポルトガル)

症例報告専用オンライン・データベース『BMJ Case Reports』に7月、ポルトガルで31歳女性の上腕に埋め込まれた避妊具が、肺に移動していたという症例が報告された。非常に珍しいことだが、2017年5月にも同様のケースが報告されており、37歳女性が肺から避妊具の摘出手術を受けている。『Business Insider Singapore』などが伝えた。

ポルトガル在住の31歳の女性が使用していたのは、「インプラノンNXT(Implanon NXT)」と呼ばれる皮下埋没式の避妊具だ。長さ4センチ、直径2ミリのスティックを上腕に埋め込むことで3~5年間は避妊効果が期待できると言われている。日本では認可されていないが、スティックにはホルモンの一種“プロゲステロン”が含まれており、それが徐々に放出されることで排卵が抑制されるという。この女性は2010年から8年にわたりこの避妊具を使用しており、2013年と2017年に新しいものに交換していた。

しかし不正出血が3か月も止まらず心配になって産婦人科医の診察を受けたところ、上腕に埋め込まれたはずの避妊具が見当たらなかったそうだ。女性には超音波検査や胸部レントゲン、CT検査が行われ、医師らは左肺下葉に避妊具が移動していることを確認した。

その後、開胸手術と胸腔鏡下手術を併用して行う“胸腔鏡補助下手術”により避妊具は無事摘出され、

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