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writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】見知らぬ少年を救うためドナーになった男性 骨髄採取の手術後に死亡(米)

デリックさんに手術を施したハッケンサック大学医療センターや医師、麻酔科医、看護師などに対し、損害賠償額を提示しないまま不法死亡訴訟を起こした。

今月22日、ユニオン郡最高裁判所に提起された内容によると、医師はデリックさんの体内酸素量が不足しているまま麻酔を投与したことで「標準治療の提供義務に違反した」として告訴している。

手術当時、病院側はデリックさんが低酸素血症の兆候があり苦しんでいたにもかかわらず、監視することを怠ったという。症状が悪化してから医師らは酸素吸入を行ったものの、酸素の量が十分でなかったためデリックさんは重度の脳損傷を起こして昏睡状態に陥り、数週間後に死亡してしまったのだ。

同病院管轄のジョン・トイラー・がんセンター(John Theurer Cancer Center)のアンドリュー・ゴイ医師(Dr. Andrew Goy)は、デリックさんの件に関して次のように明かした。

「訴訟手続きのため詳しくは話せませんが、私達は法的代理人を通じてご家族と連絡を取り合ってきました。私達は患者の安全性に焦点を当ててきました。もちろんこれからも、そうあり続けることに重きを置いています。」

なお、亡くなったデリックさんは手術を受ける前、勤務する高校の学校新聞でこのように語っていた。

「もし、ほんの少しの間、ほんの少しの痛みに耐えるだけで誰かの命を救い、喜びを与えることができるなら、それはやる価値があります。」

画像は『Derrick Nelson 2018年11月19日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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