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writer : ac

【海外発!Breaking News】中毒死か? 空から60羽の鳥が落下「まるでホラー映画」(豪)

3羽だけが“アカビタイムジオウム(Little Corella)”だったという。南オーストラリア州では農作物、在来種の鳥やハチ、建物などに多大な被害をもたらすアカビタイムジオウムを害鳥に指定しており、地元議会では害鳥駆除に力を入れることを発表したばかりだった。

サラさんは「発見されたほとんどの鳥は、保護種に指定されているテンジクバタンであり、害鳥ではありません。また今回使われた毒は、数週間かけてゆっくりと身体を蝕んでいく質の悪いものです。毒が体内に入ったことで内出血を起こしたとみられ、長い間苦しんだ末に口から血を吐いて死んでいったのでしょう。中毒死だと確信しています」と述べ、怒りを露わにしている。さらに地元議会のメンバーは「最近この周辺で除草剤を撒きましたが、野生動物には安全なはずです」と語っており、はっきりした死因は謎のままである。『Fox News』によると、現在この件に関しては州政府が中心となって調査を進めているとのことだが、死因の特定には数週間かかるということだ。

中毒死したとみられるテンジクバタン(画像は『ABC News 2019年7月11日付「Dozens of corellas believed poisoned after ‘falling out of the sky’ near Adelaide primary school」(Facebook: Caspers Bird Rescue)』のスクリーンショット)

なお鳥の中毒死のニュースで記憶に新しいのは、今年4月に伝えられた米イエローストーン公園の希少ワシの鉛中毒だろう。同公園周辺の狩猟地でハンターたちが使用する鉛弾の破片をついばむことで神経系が冒された鳥は、脳や筋肉だけでなく身体の全ての運動能力に影響が現れ、呼吸困難に陥り、くちばしを開けることもできず死に至るという。

画像は『7NEWS Adelaide 2019年7月11日付Facebook「Dying corellas found by students at One Tree Hill Primary School」』『ABC News 2019年7月11日付「Dozens of corellas believed poisoned after ‘falling out of the sky’ near Adelaide primary school」(Facebook: Caspers Bird Rescue)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

目や口から血を流し苦しんで死んでいったテンジクバタン(画像は『ABC News 2019年7月11日付「Dozens of corellas believed poisoned after ‘falling out of the sky’ near Adelaide primary school」(Facebook: Caspers Bird Rescue)』のスクリーンショット)

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