エンタがビタミン

writer : tinsight-takazawa

【エンタがビタミン♪】吉川晃司、“車内アナウンス”で復興支援も方言の使い方に疑問の声 「そういうニュアンスでは」

地元の人たちによるとどうやら適切ではないようだ。ネット上では「“いずい”はそういうニュアンスではないと思うんだ」「“いずい”の用法に若干違和感がありました」「いずいは自分の感じ方の表現じゃないすかね? 誰それが“いずいがら”すんな…とは言いませんもんね」「“いずい”ってあたしは自分の感情にしか使わないから、第三者の感情として使ってるのが変な感じする」「仙台市営地下鉄の吉川晃司アナウンス、“いずい”の使い方がまさに“いずい”のよ」などの指摘が見受けられる。また「“いずい”の意味は標準語ではうまく説明できないって仙台育ちの友達が言ってたな…」と思い返す人もいたが、地元出身ではない吉川に方言の使い方を完全に理解することを求めるのは酷なもの。吉川の復興を願う思いが、どのような形であれ人々の胸には届いているだろう。

それを裏付けるかのように仙台市に寄り添って、方言を使った吉川に和んだり親近感を覚えた人も少なくない。「吉川晃司が“いずい”って言った」「“いずい”もイイ感じなんだよね」「あのいい声で仙台弁の“いずい”を使ったアナウンスに思わずクスッと笑ってしまった 朝の混雑時になんか和んだなぁ」「吉川晃司が“いずい”って言っていてほっこりする」「面白い方言まで言うなんて」などと喜んでいるのだ。また「仙台市は今、市営地下鉄乗っても市営バス乗っても吉川晃司の声が聴ける。そんな訳で宮城においでよ!」とこれをきっかけに宮城へ来て欲しいと願う人も。

そしてこの吉川の車内アナウンス自体も好評で、「渋い声がいいですね!」「芯のあるいい声だな~」「運転手さんの声(アナウンス)妙に格好いいなあと思ったら、吉川晃司さんだった」「運転手さんにしては美声過ぎてビックリした」「まさかのアナウンスが吉川晃司! バスの楽しみ、増えた」などと注目を集めている。また「ギリギリ聴けてよかった~!」とのコメントもあったが、この吉川のアナウンスが聞けるのは6月30日までだ。

本業の歌手では、35周年記念ツアー『KIKKAWA KOJI 35th Anniversary Live TOUR』を9月8日まで全国各地で開催中の吉川晃司。また俳優としては22日から公開中の映画『ある町の高い煙突』に出演。同作は新田次郎氏による同名著書を映像化、日立鉱山の煙害とたたかった地元村民が起こした奇跡を描く。木原吉之助役を務めた吉川のクランクアップを収めた動画では「企業が民と手を組んで、悪政に対峙するという、素晴らしいと思いました」と語った吉川。また主演の井手麻渡に「うちのおふくろが大ファンで」と言われると、吉川は笑いながら「なんだよ、それ!」と返した。車内アナウンスと同様、彼の真摯で気さくな人柄が垣間見えるようだ。

(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

映画『ある町の高い煙突』で木原吉之助役の吉川晃司 (C)2019 Kムーブ

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