エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】黒島結菜が“女子スポーツのアイドル”を熱演 『いだてん』テニスシーンに反響大きく

絹枝のスマッシュは富江と梶原の間を抜いていく。圧倒的な力の差に竹原組は「3-0」で完敗だった。

インスタには視聴者から「テニスの試合は、アニメの『エースをねらえ!』を見るようでした…」という反響が寄せられている。観るものが楽しめる作りのなかに、竹原組が上には上がいることを思い知る姿と、後にオリンピックで頭角を現す人見絹枝の存在感を示した見事な構成だろう。

さらにその経験から精神的に成長した村田富江は、金栗主催の女子陸上大会に出場してハードル走のスタート前にシューズがフィットしないからと靴下を脱ぎ始めて周囲をざわつかせた。当時は女性が生足を見せることは好まれなかったのである。

彼女は素足をシューズにフィットさせると見事に優勝するが、その写真が世間に出回って問題となる。やがてそれが原因で金栗四三が教師を辞めねばならない事態にまで発展した。

その処分に納得できない富江たちクラスメイトは教室に机でバリケードを築き「不当解雇反対」と訴える。

教室前で説得しようとする教師たちに「靴下を脱いだのは私です! どうしてパパ(金栗先生)が辞めなくちゃいけませんの」、「走りやすい格好で走るのがどうしていけないんですか」と極めて正論を説く富江たち。ベテラン女教師から「女らしくないからです!」と言われると、「女らしさって何ですか? 歯を見せずに笑うことですか、ももを出さずに走ることですか?」と反論して、さらに「女らしいからしくないか、決めたのは男でしょう! でしたら男らしさも女に決めさせるべき」と切り返す。

富江が「たかが靴下脱いだぐらいでガタガタ騒いでるとんちきな文部省! それにびくびくしている先生たちも全然男らしくない! アウト! アウトー!!」と叫び「アウトー!」の大合唱となる。

教師たちは返す言葉がなく教頭が「誰か反論はないんですか?」と詰め寄るも、シマは「私はないです!」と言い切った。すると黙っていた金栗四三が「村田!! 梶原!!」と怒鳴るように呼びかけて前に進み出る。次回はそこから四三が何を彼女たちに語ったのか注目したい。

視聴者からはそのシーンについて、「とっても感動しました。なぜなら、富江たちが『女らしさ』を押しつけてくる『世間の価値観』に、反乱を起こしたお話だったから…女性だからといって、なんで彼女たちは沢山のことを我慢しなければならないのでしょう。そんな憤りを感じつつ、涙をこらえて見入ってしまいました」と感想が寄せられている。

第23回「大地」の予告では、大正12年9月1日に発生した関東大震災により被災した町が映った。竹早で女子スポーツを広めた金栗四三はまた次の行動を起こすようだ。

画像は『黒島結菜マネージャー 2019年6月9日付Instagram「みなさま、こんにちは!いだてん第22回「ヴィーナスの誕生」今夜8時からです!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

1 2