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writer : ac

【海外発!Breaking News】皮膚がんのライオン、一般病院で放射線治療受ける(南ア)

メスのライオンと一緒に日陰の園舎で過ごしているということだ。

野生のライオンの平均寿命は約15歳、飼育個体では20年以上と長い。早期にがんを発見し治療したことで、ケイオスも長生きすることが期待できるであろう。

ちなみにドイツの動物園では、2004年から2013年に死んだ38頭の大型ネコ科(トラ18頭、ヒョウ8頭、ライオン7頭、チーター3頭、ピューマ2頭)を調査している。その結果、50%で何らかの腫瘍が見つかっており、12頭の腫瘍は一か所に留まらず異常な細胞の増殖などが見られたようだ。また2012年に米ミズーリ州のクラウン・リッジ・タイガー・サンクチュアリーで行われた調査では、1000頭のうち108頭のトラの死因ががんに関係したもので、そのうちの12%は乳腺腫瘍によるものだったという。

なお、南アフリカではトロフィーハンティングのために約12,000頭のライオンの繁殖・飼育が行われている。ケイオスのように動物園で手厚い保護を受けるライオンは、ほんの一部に過ぎないのだ。

画像は『News24 2019年5月7日付「PICS: Lion, named Chaos, goes for his first radiation session for skin cancer at Tshwane clinic」(Supplied: Kara Heynis)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

鼻にがんができてしまったオスライオン“ケイオス”(画像は『News24 2019年5月7日付「PICS: Lion, named Chaos, goes for his first radiation session for skin cancer at Tshwane clinic」(Supplied: Kara Heynis)』のスクリーンショット)

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