海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】サイの密猟者、象に踏み殺された後ライオンの餌食となる(南ア)

近年は中国やベトナムなどでサイの角が催淫効果や健康に良いと信じられているため、サイの密猟が後を絶たない。『The New York Times』によると、アジアではサイの角が1ポンド(約453グラム)あたり約9,000ドル(約100万円)の価値があるという。

しかしサイの保護活動などにあたるテキサス・クリスチャン大学の「ライノ・イニシアティブ」創設者であるマイケル・スラッテリー教授(Michael Slattery)は、サイの密猟がいかに残酷かをこのように明かしている。

「多くの密猟者はサイに薬物を投与して眠らせ、その間に鉈などで角を切りとるが、角の一部だけでなく根元からからごっそり切り取った角は高く売れるため、サイは顔を深く切られ出血多量で死んでしまうのです。」

スラッテリー教授はサイの角の効能についても、「角は100パーセントが角質でできており、その成分は髪の毛とほぼ同じ「ケラチン」という硬タンパク質で、人間の健康に対して良い効果はまったく得られない」とも話している。

なお南アフリカ環境省では、2008年以降は約7,000頭ものサイが密猟されており、2017年においては約1,028頭ものサイが殺されたと報告している。

画像は『Fox News 2019年4月7日付「Suspected rhino poacher trampled by elephant, eaten by lions, South Africa park officials say」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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