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writer : ac

【海外発!Breaking News】砂浜に戻ったつもりのカメ、産卵したのは新空港(モルディブ)

メスは産卵期になると自分が生まれた砂浜に帰ってくる習性があると言われている。空港がある地元の協議会は、新空港ができたことで島に戻ってくるカメの数が減少していないことを強調しているが、故郷の砂浜を失ったカメたちの繁殖に今後どのような影響が現れるのか、非常に危惧されるところだ。

ちなみにこのアオウミガメはその後、地元の人によって保護され海に戻されたことが分かっているが、SNSには次のようなコメントが寄せられている。

「砂浜を目指して必死に長い距離を泳いできたのに、滑走路? なんて残酷なんだ。」
「悲しい話だよね。観光業が自然に及ぼす影響について、全く考えていない。」
「心が痛い。こんな開発をして何の意味があるんだ。」
「絶滅危惧種のカメがやってくるビーチを潰したの? きちんとリサーチしたわけ?」
「豊かな自然を破壊しているのは人間。きっとしっぺ返しが来るよ。」

ヌーヌ環礁の開発はこれだけに留まらず、今後新たなホテルの建設も予定されている。自然といかに共存していくか…ウミガメが絶滅してからでは遅いのである。

画像は『adam nasym 2019年4月9日付Twitter「Maafaru Airport」』『Daily Mail Online 2019年4月11日付「Endangered turtle returns to Maldives beach to lay its eggs – only to discover a runway has been built on historical nesting site」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

ウミガメの繁殖地に作られた滑走路(画像は『Daily Mail Online 2019年4月11日付「Endangered turtle returns to Maldives beach to lay its eggs - only to discover a runway has been built on historical nesting site」』のスクリーンショット)

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