海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】頭痛後に意識を失い、目覚めた時には38年間の記憶を失っていた女性(米)

キムさんは次のように話している。

「自分を18歳の高校生だと思い込んでいたのに、鏡を見て『この姿、18歳じゃないわ』とも思いました。自分のことを認識できず、夫や子供、孫のことも何一つ覚えていなくて、彼らが誰だか全くわかりませんでした。その男性を見た時、彼が目に涙をためていたので『この人に何か良くないことが起こったんだな』と思っていたら、彼が『私は君の夫だよ』と言ったのです。自分が結婚していたなんて思ってもいなかったので驚きました。それに、自分を18歳だと信じていたので両親が迎えに来てくれると思ったのですが、両親は何年も前に他界したと聞かされて愕然としました。全てが失われたような気持ちになり、とてもショックを受けました。」

2005年にキムさんと結婚したデイヴィッドさんは、2人の結婚式の写真や家族で撮った写真を見せたりして、なんとかキムさんの記憶を呼び起こそうと試みたが、失敗に終わった。医師によると、キムさんの症状は一過性全健忘だという。突然の記憶喪失は通常一時的なものだが、キムさんの場合は何か月も続いており、病院では3日間にわたりスキャン検査等が行われたが、原因は未だ不明のようだ。

最近では、キムさんは過去約40年間で世界がどのように大きく変化したかを再発見している。

「私が覚えているコンピュータといえば、学校の図書館のものだけです。大きくて白い箱のような形で、フロッピーディスクを出し入れできたんです。今は孫にパソコンの使い方を教わっています。テレビもこんなに薄く大きいなんて驚きで、携帯電話の存在にもびっくりです。」

このように語るキムさんは当然、トランプ大統領のことも知らない。キムさんの記憶は、このまま永久的に失われてしまう可能性もあるようだが、そのことについての恐れはないとキムさんは言う。

「記憶喪失になりとても苦しみましたが、家族が支えてくれています。もし記憶がもう戻ってこなくても、また新しい思い出を作っていきます。」

38年間の記憶が完全に失われた事実は、計り知れない苦悩に違いない。しかしキムさんには、デイヴィッドさんとの間にもうけた2人の子供、3人の継子に加えて4人の孫がおり、彼らのサポートを受けて生活している。このニュースを知った人からは「一生記憶が戻ってこないなんて…これは辛すぎるね」「トランプを知らないっていう箇所にウケた。なんてラッキーなんだ」「自分に同じことが起こったらと想像しただけで怖い」「キムさんは前向きに話しているけど、相当辛いことだし、大変だろうな」「一体どうしてこんなことが起こったのか、原因を知りたい」といった声があがっている。

画像は『Inside Edition 2019年2月28日公開 YouTube「Woman Can’t Remember Husband After Suffering Amnesia」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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