海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】イヤホンで音楽を聴きながら就寝、翌朝に片方の耳が聞こえなくなった男性(台湾)

同医師は実際に起こった例を挙げた。

Tian医師によると、大学2年になる男子学生が片耳が聞こえないと来院してきたという。その学生は就寝前にイヤホンで音楽を聴く習慣があったが、ある日イヤホンを耳にしたまま眠ってしまった。すると翌朝、片耳が聞こえなくなっていたそうだ。学生は就寝中に片耳からイヤホンが外れてしまっていたため、イヤホンをしたままになっていたもう片方の耳だけが影響を受け、難聴になっていたということだ。学生は5日間入院したが、徐々に難聴は回復したと医師は述べている。こういったケースがあることから、医師は「似たような症状を抱えている人は、永久的ダメージを避けるためにもすぐに医師の診察を受けるように」とアドバイスし、ヘッドフォンやイヤホンの使用は大音量を控えるようにと警告している。

更に医師は「こうした聴覚障害を患うことなく毎日、日中何時間もイヤホンやヘッドフォンを使用している人は、同じ行為を睡眠中にすると危険が増す」と語る。睡眠中は血流が滞るため、体内は十分な血液を供給することができない。そのためイヤホンで大音量を聞き続けて耳の有毛細胞が刺激され続けると突然、耳が聞こえなくなる(=難聴になる)という事態に陥ってしまうとのことだ。

最後に同医師は「パット付きヘッドフォンとイヤーフック型ヘッドフォンは音の一部を消散させることができるためまだ安全ですが、イヤホンは耳の外へ音を漏らすことがなくヘッドフォンと比べて危険です。基本的にどんなタイプのイヤホンでも睡眠中の使用は良くないですし、起きている時でも50分ごとの使用で耳を10分休憩させるようにしてください」とアドバイスしている。

画像は『Oddity Central 2019年3月7日付「Man Falls Asleep Listening to Music with Earbuds On, Wakes Up Deaf in One Ear」(Photo: Pixabay.com)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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