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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】多毛症の13歳少年 いじめに負けず、将来は「警察官になりたい」(印)<動画あり>

過度の体毛は呼吸にも影響を及ぼし、毛が伸びると目や口の中に入ったりと様々な不便を生じさせるとラリット君は明かす。そしてやはりその人目を引く容姿が原因で見知らぬ人から冷たい視線を浴びたり、いじめられたりすることがあるようだ。

「混雑した街に出ると、周りに知らない人が寄ってきてジロジロ見たりするんだ。中には『サル』と呼んで石を投げてくる子たちもいる。でも、家族や友達がいつも僕を守ってくれているんだ。そりゃ、時々他の子みたいに普通の姿だったら…とか、手術でこの毛を取ることができたらと思うけど、どうにもならないし。僕と遊ぶのを躊躇う子がいたりすると、僕はみんなと仲良くしたいのにって思うんだ。」

ラリット君の学校の担任教師バブラル・マクワナさん(Babulal Makwana)は、いかにラリット君がクラスで打ち解け、優秀な生徒であるかをこのように語っている。

「ラリット君を教えて2年になりますが、彼は勉強もよくできてスポーツも得意な優等生です。やんちゃな面もある彼は、クラスのみんなから好かれている人気者ですよ。彼が最初に入ってきた時は誰もが驚きましたが、今では慣れてみんな普通に接しています。」

ラリット君と仲のいいクラスメートのひとりは「ラリットを初めて見た時は怖かったけど、おじいちゃんが『外見は気にするな。彼はみんなと同じ』って言ったんだ。それから怖くなくなって友達になった。クラスの先生もラリットをからかったりしていた生徒を叱って、みんな仲良くするようにって言ってからは仲良くしているんだ」と話している。

クラスでは理解ある素晴らしい友達に囲まれているラリット君。もちろん家族もラリット君にとって、支えとなる大切な存在だ。パルバティバイさんは「息子は、神ハヌマーンの生まれ変わりではという人もいますが、ラリットは私の息子であり、それが真実です。息子は他の子たちとは異なりますが、私にとっては神が授けてくださったとても特別な子供なのです」と語る。

他人とは容姿が異なることで、今後もラリット君は世間の冷たい風に耐えていかなければならないだろう。しかし日々前向きに生きているラリット君の姿は、大きな目から溢れる輝きそのものだ。

「将来は、悪い奴を捕まえて刑務所に入れる正しい警察官になりたいんだ。そしてお金を稼いで、両親の面倒を見てあげたい。父さんも母さんも僕のためによくしてくれているし、2人が年老いた時に楽させてあげたいんだ。」

このニュースを知った人からは、「顔が毛で覆われて見えないけど、目が輝いてるね。この先ラリット君の人生が幸せになるように何らかの治療を受けられる日が来ますように」「夢が叶うといいね」「ラリット君の前向きな精神が素晴らしい」「からかいやいじめに負けない強い子だ」「レーザー治療とかは無理なのかな」「友達のおじいちゃんも良いこと言ったよね」「ラリット君、これからも奇病に負けずに頑張ってほしい」といった声があがっている。

画像は『Barcroft TV 2019年2月7日公開 YouTube「The Boy With ‘Werewolf Syndrome’ | BORN DIFFERENT」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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