海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】11歳少年、プールの底から34歳男性を救助(米)

自分の体重の2倍ほどある男性を水底から引き上げることは容易ではない。このほど米ミネソタ州の11歳少年が、溺れていた男性をプール底から見事救出した。『CNN』『PEOPLE.com』などが伝えている。

昨年12月30日午後7時頃、ミネソタ州イーガンにあるアパート敷地内の屋内プールでアクシデントが発生した。

シカゴからこのアパートに住む身内を訪ねて来ていたスリニヴァーサ・R・ヤラバルシさん(Srinivasa R. Yalavarthi、34歳)が、水深2.4メートルの水底で溺れた。プールにいた周りの人々が、目と口を開いて両手を伸ばし意識を失っている男性に気付くまでわずか数分だったようだが、いち早くプールに飛び込んだのは11歳のアドバイク・ナンディコックール君(Advaik Nandikotkur)だった。

この日、アドバイク君は母親のラリサ・マレッディーさん(Lalitha Mareddy)、父親のラグー・ナンディコックールさん(Raghu Nandikotkur)、おじのサシール・クマー・ナンディコックールさん(Suseel Kumar Nandikotkur)と一緒にプールに来ていた。ラリサさんが水底で溺れている男性に気付き、プールにいた9人ほどの男性に助けを求めたが、誰も泳ぐことができず応じなかった。そこでラグーさんは人命救助用の浮き輪と一緒にプールに飛び込み救助しようとしたが、男性の体は水底に沈んでいたためうまくいかなかった。それを見たラリサさんは、アドバイク君に「あなたが飛び込んで彼を助けて」と頼んだ。

母親からそう言われたアドバイク君は当初、「僕には重すぎると思う」と躊躇した。スリニヴァーサさんの体重は約77kg、体重約32kgしかないアドバイク君にとって意識を失った成人男性の水中救助は困難と思うのが当然だ。しかし、とにかくプールにジャンプしたアドバイク君は、水底に潜りスリニヴァーサさんの手首を掴んで水面へと引き上げた。それを見ていたラグーさんは、息子に代わりスリニヴァーサさんの手首を掴んでプールサイドへと促した。

スリニヴァーサさんにCPR(心肺蘇生法)を施したのは、アドバイク君のおじのサシールさんだった。サシールさんはこれまでCPRの訓練など受けたこともなかったが、

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