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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】ライアンエアー、車椅子の乗客を「安全上の理由」で機内から追い出す(独)

なす術もなく自宅に戻るしかなかった。ホゼさんによると、ライアンエアーは2人の航空券代120ユーロ(約15,000円)を返金することを拒否したそうだ。今回の件がトラウマとなったノエルさんは「金輪際、飛行機には乗らない」と口にしているようで、母のナタリアさんは「このような経験はしたことがありません。夫と息子は、事前にライアンエアーに全てを申告し問題なしとされていました。フライト当日の搭乗券にも、電動車椅子利用者であることが明示されてあったんです。息子がこの出来事を乗り越えるにはきっと時間がかかるでしょう」と語っている。

航空専門家ディーク・ブッセ氏によると、乗客は事前に航空会社に申し出ることを前提としたうえで、ゲル電解質を用いたリチウムイオン電池を使用したデバイスを持ち込むことが許可されているという。ブッセ氏は「しかし今回の場合は、車椅子のパワーや重量、サイズが規定範囲を超えていたことも考えられます。いずれにしても、飛行中はバッテリーを外した状態にしなければならなかったのでは」と話している。

なお、ライアンエアーのスポークスマンは「フライト中は安全のため、車椅子のバッテリーは取り外されていなければなりません。しかしながらお客様のバッテリーは取り外された状態ではなかったため、私たちは次の可能なフライトをオファーしました。ご迷惑をおかけしたことは深くお詫びいたしますが、乗客と機体の安全は我々にとって最優先すべきことです」と述べている。

画像は『Metro 2019年1月2日付「Disabled teenager ‘thrown off Ryanair flight after wheelchair sparked concerns’」(Picture: CEN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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