海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】アメリカン航空、車椅子の高齢女性を空港ロビーに一晩放置(米)

会話が不自由なオリンピアさんは一人でどのようにしてホテルまで行けばいいのかわからなかった。

さらにポーターは自分の勤務シフトが終わったことをオリンピアさんに伝え、そのまま去って行ったため、オリンピアさんは一晩中空港に置き去りにされた。

その夜、オリンピアさんがデトロイトの空港に到着しないことを知った家族は、アメリカン航空へ連絡した。オリンピアさんの居場所をすぐに把握できないと同航空会社から伝えられた家族は不安に包まれたが、その何時間か後に警備員がシカゴ・オヘア国際空港に前日の衣服のまま車椅子に座っているオリンピアさんを発見した。長時間ひとりで放置されていたオリンピアさんは、空港にいる旅行者に頼んでトイレまで案内してもらっていたという。

事態を知ったクロードさんは母親がとにかく無事であったことに安堵しながらも、米メディアの取材に対し「母はアメリカン航空と空港ポーターにひどく失望させられました。母が安全に帰路につけるようにきちんと応対してほしかった。でも、誰一人としてそうはしてくれませんでした」と失望感を露わにし、オリンピアさんの身内ジュリアン・コルティアさんも「障害を抱えた高齢者乗客への対応についてのポリシーを、今一度航空会社には認識してもらいたい」と語った。

アメリカン航空はその後、オリンピアさんの家族に謝罪し、オリンピアさんの航空券代を返金。さらにポーターを含む、オリンピアさんに対応した職員についての調査を進めているという。なお、このポーターは航空会社の職員ではないとアメリカン航空は話している。

画像は『CBS Chicago 2018年12月1日付「Woman Left In Wheelchair Overnight After Flight At O’Hare Canceled」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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