海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】キャンプ中にテントを抜け出した1歳児、溺れていたところを釣り人が救出(ニュージーランド)

溺れてしまったようだ。ガスさんやマラチ君たちが滞在しているキャンプ施設「Murphy’s Holiday Camp(マーフィーズ・ホリデー・キャンプ)」の共同経営者レベッカ・ソルターさんは、ガスさんとスーさんが連れ戻して来たマラチ君をタオルで包み、スーさんは、レベッカさんから幼い子供連れのカップル滞在はマラチ君一家のみであることを聞くと、すぐにマラチ君の両親がいるテントへ走り、事態を知らせた。

我が子がテントから抜け出していることなど全く知らなかったマラチ君の母ジェシカ・ホワイトさんは、午前7時半頃にキャンプ場の管理者からの連絡を受けて目を覚ますと同時に、息子の姿が見えないことを知ると驚愕した。ジェシカさんは、まるで悪いジョークを聞かされているのかと心臓が止まりそうになったという。その間、キャンプ場の管理者に保護されていたマラチ君は、駆けつけた緊急サービススタッフの治療を15分ほど受けた後、救急車で病院へと搬送された。とんだハプニングに見舞われたガスさんは、この日の出来事を次のように話している。

「流れが速い海で一定のペースでプカプカと漂っていたので、てっきり人形かと思ったんだ。顔は陶器のように白かったし、髪も濡れて張りついていたから腕を掴んだ時にもまだそう思っていたけど、声を聞いてびっくりしてね。もしあの日あそこに行かなかったら、もしくは1分でも行くのが遅かったら、きっとマラチ君の姿は見つけられなかったと思う。本当に運が良かったんだよ。それに、まだあの世に逝く時ではなかったんだね、きっと。」

レベッカさんも「男児の家族にとってこの場所は初めてで、滞在初日でした。男児は浜辺ではしゃいでいたようです。ガスさんは常連客で、彼が男児を救ったのは本当に幸運で奇跡だったとしか言いようがありません。ひとつ間違えていれば悲劇の事故にもなりかねませんでしたから」と男児の命が助かったことを喜んだ。

現在、マラチ君一家はマタマタの自宅に戻っており、マラチ君はまるで何事もなかったかのように元気いっぱいにしているという。このニュースを知った人からは、「子供がいなくなって気付かないって…よっぽど大きなテントだったのかな」「それにしてもすごい幸運だね。助かって良かった」「ワオとしか言いようがない」「ガスさんが正しいタイミングでいたから助かったんだよね。まさに奇跡」といった声があがっている。

画像は『Mirror 2018年11月5日付「New Zealand fisherman pulls floating 18-month toddler ALIVE from ocean」』『NZ Herald 2018年11月5日付「Mother of toddler who nearly drowned at Matata Beach: ‘I don’t think my heart worked’」(Photo / Troy Baker, Whakatane Beacon)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

マラチ君を救助したガスさんと妻のスーさん(画像は『NZ Herald 2018年11月5日付「Mother of toddler who nearly drowned at Matata Beach: ‘I don’t think my heart worked’」(Photo / Troy Baker, Whakatane Beacon)』のスクリーンショット)

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