海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】殺害や事故死した遺族にSNSで悪質な書き込み 38歳男が1年2か月の懲役刑(英)

「突然、愛する人を悲劇的な状況で失うことは、最も辛いことだというのは誰もが理解できるはずです。実際にその立場になってみないとわからないという言い訳を私は信じません。遺族がどれほど辛く耐え難い苦痛を味わっているか、考えればわかるはずです。今日のこの判決が、私たち家族や同じ目に遭わされた遺族の方々にとって、正しい制裁であったと思いたい。また今回のことが、コンピュータの陰に隠れていれば何をやってもバレないだろうとタカをくくりながら他人を誹謗中傷している者たちへの警告メッセージになればいいとも思っています。」

ハインドは動機について「注目を浴びたかった」と述べ、「本当に申し訳ないことをした」と謝罪の言葉を口にするも「精神疾患を抱えていた」と言い訳めいた供述もした。「4家族は想像を絶する悲劇に苦しんできた。被告は彼らの苦痛を引っ掻き回したのです」と話すダラム警察のリンゼイ・バンクス・ブラウン捜査官に加えて、公訴局のシャロン・エルヴス検察官は「多くの人が遺族に追悼の言葉を寄せている中で、被告は故意に残酷な書き込みや画像を送りつけ、子を失い悲しみに暮れる家族や両親の目に晒した。被告の動機は理解し難いが、この行為により引き起こされた遺族の過度の苦痛は痛ましいほど明確だ」と法廷でハインドを厳しく糾弾した。

このニュースを知った人からは、「ネットでの中傷にどれだけ家族が嫌な思いをしたことか。最低な男ね」「悪質な行為をした原因をなんでも精神疾患のせいにするな!」「こういう奴にはまたきっとしっぺ返しがいつか来る」「もっと判決が重くてもいいのでは」「こんな奴、刑務所でボコボコにされればいい!」「陰険で悪質極まりない」などといった怒りの声が相次いでいる。

画像は『BBC News 2018年11月15日付「Paul Hind jailed after trolling grieving families online」(PA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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