海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】夫に46回刺された妻、「それでも許す。彼との子供も欲しい」(英)

マイケルは一言「ダメだ。お前は死ぬんだ」と答えたという。電話の向こうでとんでもないことが起こっていることに気付いたマイケルの両親とおじはすぐにマイケルとシャノンさんの家に駆けつけ、凄惨な光景を目の当たりにした。

シャノンさんは四肢と体に少なくとも46か所の刺し傷を負った。肺と胸だけで14か所、腹部に10か所、そして4つの刺し傷は内臓を貫通しており、肺は虚脱状態になっていた。しかしシャノンさんは医師も驚くほど奇跡的に一命を取りとめ、17日間の入院だけで済んだが、傷あとが深く今後は複数の皮膚移植が必要とされている。後に警察に「1回1回、刺された感覚を思い出す。激しい攻撃に遭い、死ぬかと思った」と語ったシャノンさんは、11月2日に行われたメードストーン刑事法院での裁判に参加。傍聴席でマイケルの家族と一緒に座り、判決に耳を傾けた。なお、シャノンさんの家族は離れた席に座っていたそうだ。

法廷では、陪審員の協議によりマイケルの女性への性的暴行は不起訴になったが、シャノンさんへの殺人未遂について、フィリップ・スタットマン判事は20年の実刑判決を下した。マイケルを検査した精神科医によると、事件当時マイケルは女性への性的暴行容疑がかけられたこともあり、過度の不安や被害妄想、感情的思考及び攻撃的な感情の爆発を引き起こす一時的な適応障害を患っていたようだ。現在は治療中であり「今後このような精神障害に陥る可能性は低い」と精神科医は話しているという。

マイケルの弁護人デイヴィッド・テイラー氏は判事に「被告は妻へしたことを深く反省しており、謝罪とともにまだ妻を愛しているとも口にしている」と述べ、法廷では判事に懲役期間を10年未満にするよう要請した。更に「被告には刑期を終えるまで待ってくれる妻がおり、一緒に将来を過ごしていきたいと思っている。被害者の怪我は深刻ではあったが、本人がこれからも一緒にと考えているのであれば、我々はそうさせてやるべきだ」と訴えた。瀕死の重傷を負わされたにもかかわらず、夫を許すかとテイラー弁護士から尋ねられたシャノンさんは、「もちろん夫を許します。私たちは互いに必要な存在です。彼の釈放を待って、将来は一緒に家庭を築いていきたい」とはっきり答えた。これまでも拘留されているマイケルにできるだけ頻繁に会いに行っていたシャノンさんは、今後も週に2回は刑務所を訪問したいとも話した。しかし判事は、このようにマイケルを糾弾した。

「現場での写真を見る限り、被害者がおびただしい出血をしており生涯残る無数の深刻な傷を負っていることは明らかだ。これから一生涯、目覚めるたびに体の傷あとを見て、被告にされたことを思い出さずにはいられないだろう。執拗で恐ろしい攻撃を受けたにもかかわらず、被害者が一命を取りとめたのは奇跡である。夫婦間の信頼を大きく裏切り深刻な殺人未遂事件を起こした被告には、この判決は極めて妥当といえよう。社会的にナイフによる犯罪の増加は深刻であり、激しく非難されるべきことだ。それを考慮したうえでの判決である。」

懲役20年を科せられたマイケルは、傍聴席の妻に投げキッスをした以外は何の反応も見せなかった。

このニュースを知った人からは、「こんな男とまた生活を共にしたら、今度こそ本当に殺されるわよ」「こんな目に遭わされてもまだ夫と一緒にいたいなんて、被害者の女性はよほど夫に精神的虐待を受けているのではないかな。被害者の両親が助けてあげるべきだと思う。そうでないと娘を失いかねない」「こんな男のもとは去ったほうが絶対にいい。今度は奇跡は起きないと思う」「この被害者、精神的助けが必要よ」「被害者の女性は愚かだと言ってしまえば簡単だけど、夫に精神的に完全にコントロールされてしまっているのかも」「結婚の誓いは永遠って信じたいのはわかるけど、不貞をした時点でこの男はダメでしょう」「被害者はまだ若いから、数年後には他の恋人を作って幸せになったほうがいい」などといった声があがっている。

画像は『Mirror 2018年11月2日付「Cheating husband jailed for stabbing wife 46 times – but she still wants family with him」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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