海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】5人の障害児を養子にしたシングルファーザー 「どんな瞬間も子育てを楽しむ」(英)

自分こそがそんな子供たちの父親になれる選択肢を与えられたと思ったという。

「養子縁組の雑誌を見て、ノアのことを知りました。深刻な障害があることはわかりましたが、会ってすぐに大好きになりました。もちろん5人の障害児を育てていくことは容易ではありません。傷つけないようにと甘やかしてばかりでもダメですし、それはもう大変な時もありますよ。5人ともそれぞれに異なる複雑な問題を抱えていますからね。専門医の診察を受けるために、イギリス中あちこちの病院を行ったり来たりしなきゃならないですから、かなり疲れます。でも毎日のどんな瞬間も子育てを楽しむようにしていますし、日々不可能なことを達成する子供たちの姿を見ることは何にも勝る喜びです。」

「父親になって子育てをすることにとてもやりがいを感じています。庭で遊んでいる子供たちが笑顔を向けてくれた時など、そういう些細なことにとても喜びを感じるのです。子供たちはみんな素晴らしいし、障害に負けずに生きています。養子だからとか障害を抱えているとか関係なく、私は子供たちの父親であり、子供たちのためならどんなことでもしてやろうと思っています。」

普通であればなかなかできることではないが、ベンさんはあくまでも前向きに楽しく子育てをしている。今のところノアちゃんは「この先話すことも歩くことも、食事をまともにとることもできない可能性が高い」と言われているそうだが、ベンさんは全く動じていない。

「私の子供たちはみな、深刻な症状を抱えています。ルビーも最初は食べることも歩くこともできないだろうと言われていました。ですが今は、食べて歩くことだってできます。私は、絶対に不可能と言われていることが不可能なまま終わるとは限らないと思っています。」

ベンさんは現在、5人の子供たちと一緒に母親のリタさん(65歳)とも同居している。リタさんは子供たちのゴッドマザーや親しい友人同様、シングルファーザーとして日々奮闘するベンさんに惜しみないサポートを注いでいる。今週イギリスは国内養子週間となっており、ベンさんは今後養子を受け入れる人たちに向けてこのようなメッセージを送った。

「障害児を迎え入れることに特別なルールはありません。もちろん養父母となる全ての方が受け入れられることではないでしょうが、社会には障害を抱えているばかりに見過ごされている子供たちが大勢いるということを知ってほしいのです。今の世の中、学習障害を抱えている子は特に珍しいことではないし、血の繋がった子がそうだという家庭もあるでしょう。障害を抱えている子を受け入れることで、子供たちの人生は大きく変わります。そしてその子供たちの親となるあなたたちも、子供たちからの大きな愛を得ることになるでしょう。」

このニュースを知った人からは、「この人すごい」「こんないいパパに育てられて子供たちも幸せだろうね」「障害を抱える子供の世話は1人でも大変なのに、5人もなんて。ただただ素晴らしい」「この先もずっとこの子たちがパパと幸せな人生を送れますように」といった声があがっている。

画像は『Mirror 2018年10月17日付「Superdad who has adopted five disabled children at the age of 34」(Image: Huddersfield Examiner)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

1 2