海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】9歳と11歳の子供が安楽死 合法化のベルギーで

いずれも末期の病で激しい痛みを伴っていたことが分かっている。

成人同様に子供の安楽死も児童心理学者による検査が行われ、周囲ではなく本人の意思により死を望んでいるかどうかが確認される。しかし両親は、子供の願いを覆すことも可能だそうだ。子供は安楽死についてきちんと認識しており、それを望むという旨を書面に記す必要もあるという。また患者は、絶え間なく続く緩和不可能な耐え難い痛みを抱えて絶望的な状況にあり、短期で死に至るということを証明しなければならない。そしてこれらの条件を満たしている患者にのみ、医師による薬物投薬で安楽死が行なわれる。

CFCEEメンバーのLuc Prootさんは、若者の安楽死が法的に認められ施行されたことについて「精神的、肉体的な苦しみは圧倒的であり、安楽死の選択は良いことだと思っている」と述べている。なお、3人の子供についての身元は一切明かされていない。

このニュースを知った人からは「幼い子供たちが病に苦しんで、死を望むまでになるなんて…心が痛むわ。親も相当辛い決断だったと思う」「尊厳を持って死ぬことができるから、私は安楽死に賛成しているよ」「我が子が末期の病で苦しんでいても、安楽死に反対だったら子供が最後まで苦しんで命を終えるのを見なきゃならないってことよね。いくらモルヒネで痛みを緩和しても、やっぱり持続する痛みは耐え難いと思う。それなら子供を楽にしてやりたいと私なら思ってしまう」「悲しい、ただ悲しすぎる。10歳そこそこの子供が、どれほどの痛みを抱えて生きてきたのかと思うと…どんな結果でも、幼くして命を失くすのはやりきれない」「個人の意思を選択・尊重するという意味では、安楽死もありだと思う」「痛みを抱えながら生き続けることほど辛いものはないだろうから…安楽死を選んだのは、間違いではなかったんだろうね」といった声があがっている。

画像は『Mirror 2018年8月8日付「Two children aged nine and 11 become youngest in world to be euthanised」(Image: iStockphoto)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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